2025年F1オーストリアGP予選は、マクラーレンのランド・ノリスが他を圧倒する走りでポールポジションを獲得。2番手に0.521秒もの大差をつけ、今季最大のポールマージンを記録した。角田裕毅はQ1敗退を喫して18番手だった。Q1とQ2をいずれも最速で突破したノリスは、Q3の最初のアタックでも暫定トップに立ち、その後のアタックでさらにタイムを更新。1分03秒971を叩き出し、ポールポジションを決定づけた。今季3回目、通算12回目。
2番手にはフェラーリのシャルル・ルクレールが続いたが、ノリスには及ばず。3番手はマクラーレンのオスカー・ピアストリ。最終盤にアロンソのスピンによるイエローフラッグの影響を受け、最後のアタックを完了できず悔しい結果となった。フェラーリのルイス・ハミルトンが4番手、カナダGPを制したメルセデスのジョージ・ラッセルは5番手につけた。レーシングブルズのリアム・ローソンは好調を維持し、6番手という堂々たる結果で地元チームのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)を上回った。フェルスタッペンもイエローフラッグの影響でアタックを断念し、7番手に沈んだ。キック・ザウバーのルーキー、ガブリエル・ボルトレトは初のQ3進出を果たして8番手。メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリが9番手、アルピーヌのピエール・ガスリーが10番手でトップ10を締めた。アストンマーティンのフェルナンド・アロンソはQ3進出を逃し11番手。同じく脱落したウィリアムズのアレックス・アルボンは12番手。レーシングブルズのアイザック・ハジャーはQ2終盤でラップを中断し13番手となった。以下、アルピーヌのフランコ・コラピントが14番手、ハースのオリバー・ベアマンが15番手で続いた。Q1で最大の波乱はウィリアムズのカルロス・サインツが19番手で敗退したこと。無線ではマシンにダメージがある可能性を訴えていた。ほか、Q1敗退はアストンマーティンのランス・ストロール(16番手)、ハースのエステバン・オコン(17番手)、レッドブルの角田裕毅(18番手)、キック・ザウバーのニコ・ヒュルケンベルグ(20番手)だった。角田裕毅はQ1で18番手に終わり、今季3度目のQ1敗退となった。明確なトラブルやミスはなかったものの、最終アタックでタイムを伸ばしきれず、チームメイトのマックス・フェルスタッペンに約0.25秒遅れる結果となった。2025年F1 オーストリアGP 予選 順位・ラップタイム1.ランド・ノリス(マクラーレン) - 1分03秒9712.シャルル・ルクレール(フェラーリ) - 1分04秒4923.オスカー・ピアストリ(マクラーレン) - 1分04秒5544.ルイス・ハミルトン(フェラーリ) - 1分04秒5825.ジョージ・ラッセル(メルセデス) - 1分04秒7636.リアム・ローソン(レーシングブルズ) - 1分04秒9267.マックス・フェルスタッペン(レッドブル) - 1分04秒9298.ガブリエル・ボルトレト(ザウバー) - 1分05秒1329.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス) - 1分05秒27610.ピエール・ガスリー(アルピーヌ) - 1分05秒64911.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)12.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)13.アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)14.フランコ・コラピント(アルピーヌ)15.オリバー・ベアマン(ハース)16.ランス・ストロール(アストンマーティン)17.エステバン・オコン(ハース)18.角田裕毅(レッドブル)19.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)20.ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)
全文を読む