2022年F1第11戦オーストリアグランプリの決勝でトップ10入りしたドライバーのコメント。優勝は2番グリッドからスタートしたシャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)。2ストップ戦略を採用したルクレールは、各スティントでマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)の後ろになるが、3回のオーバーテイクを成功させて、4月の第3戦オーストリアGP以来となる待望の今季3勝目を挙げた。
2位はマックス・フェルスタッペン。終盤にシャルル・ルクレールがスロットルが完全に戻らないというトラブルに見舞われるが、ギャップを縮めることはできず、1.532秒差でチェッカー。フェラーリに2連勝を許すことになったが、レースのファステストラップを記録した。3位にはルイス・ハミルトンが入り、2戦連続の表彰台を獲得。チームメイトのジョージ・ラッセルも4位に続いた。優勝:シャルル・ルクレール(フェラーリ)「すべての勝利が特別だけど、今回は特に素晴らしく気分だ。最後の15周は、トラブルのせいでギリギリだったけど、完走することができた。今日は本当に強いペースがあり、素晴らしいバトルもいくつかあった。昨夜はまだ改善できるところを見つけるために懸命に働いた。今日はそれが違いをもてらした。とてもハッピーだ!」2位:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)「今日の僕たちは少しだけペースが足りなかった。戦略面でベストを尽くしたけれど、フェラーリ勢はとてつもなく速かった。もちろん、タイヤのデグラデーションがあそこまで酷かった原因を究明する必要がある。何が起きていたのか正確には把握していないけれど、どのコンパウンドも上手く機能してくれなかった。優勝は逃したけれど、十分なポイントを獲得できた。困難な状況ではポイントを稼ぐ必要があるけれど、今日はそれができた」3位:ルイス・ハミルトン(メルセデス)「まず最初に車を作り直すために頑張ってくれたガレージのみんなに心から感謝している。残念ながら、土曜日の朝に新しいマシンが必要になった。こんなことは滅多にないけど、みんながどれだけ頑張ってくれたかに本当に感謝している。昨日のスプリントは厳しかったけど、今日は感触は良かった。ノーマンズランドでのレーシングではあったけど、レースのさまざまなポイントでそれなりのペースがあった。チームにとって荒れた週末だった。でも、今日は3位と4位になれたことに感謝している。多くのポイントを獲得できたし、車も改善している。これから先頭に戻るために頑張り続ける必要がある」4位:ジョージ・ラッセル(メルセデス)「4番でスタートして、4位でフィニッシュした。レース前ならばそれで納得していただろう。でも、レースの展開には少しがっかりしている。1周目、チェコがターン4のアウトサイドから突っ込んできて、タイトなラインをとった。サインツが前にいたので、エイペックスの縁石に乗り上げるしかなかった。ペナルティは厳しいと思う。僕にとってはレーシングインシデントだった。でも、そのあと、2周目からはレースをうまく最適化した。ポジティブなことに目を向けると、スタートで20秒のピットストップをしたけど、表彰台から約15秒遅れでフィニッシュした。19番手から4位まで追い上げた。チームとして最大限に生かした。僕たちは頭を挙げて、プッシュし続ける必要がある」5位:エステバン・オコン(アルピーヌ)「なんて日、なんて週末だ! 今日は本当に重要なときにペースを最大化したと思う。これはF1での100回目のグランプリを終える素晴らしいな方法だ。今日はコース上で良いバトルをしたけど、最終的にジョージ(ラッセル)は速すぎたし、5位は僕たちが得ることができた最高の結果だった。非常に良いポイントを獲得し、ドライバーズチャンピオンシップで8位に浮上し、コンストラクターズチャンピオンシップでマクラーレンと同じレベルに進んだ。チームとして、僕たちは正しい方向に向かっているし、チーム、そして、もちろん、僕のホームレースであるポール・リカールに向かう前に良い勢いがついている」6位:ミック・シューマッハ(ハース)「ルイスと再び戦えて楽しかった。昨日とはかなり違った感じがした。もちろん、タイヤをケアしなければならないことは分かっていた。タイヤの挙動によって、かなりすぐに1ストップレースにはならないと感じた。風は非常に異なり、マネジメントが困難だった。厳しい状況だったけど、シルバーストンに次いで再びダブルポイントフィニッシュができたし、チームの全員がこの結果にとても満足することができる。ドライバー・オブ・ザ・デーに選ばれたことも本当にうれしいし、みんなに感謝している」7位:ランド・ノリス(マクラーレン)「ポジティブな日だった。かなりの数のポジションを前進し、それなりのポイントを獲得できた。トラックリミットでいくつかミスを犯し、5秒ペナルティを科せられたのは痛手だった。6位だったはずだ。でも、それ以外は堅実な一日だった。車のペースはそれなりにあったし、望んでいたポイントを獲得できたので、最終的には満足している。次戦に向けてとにかくプッシュして、改善し続ける必要がある。現場とホームで懸命に仕事をしてくれているみんなに感謝している。金曜日から良いリカバリーを果たし、それなりのポイントを獲得できた」8位:ケビン・マグヌッセン(ハース)「僕たちのチームにとってなんて週末だ。本当に素晴らしい週末だった。やっと少し運に恵まれた。ある意味、最近の4~5レースは僕たちにとって良くはなかった。それについて落ち着いているのは少し難しかったけど、過去2レースはラッキーだったし、特に今週末はペースがあった。全てのレースで少しエンジンに問題があったので、ブローしないように神に祈ていたし、問題なくレースをフィニッシュできたことに心から感謝している。素晴らしい予選、素晴らしいスプリント、素晴らしいレースだったし、とてもハッピーだ」9位:ダニエル・リカルド(マクラーレン)「当然、目標はポイント獲得だった。チームとして満足していい結果だと思う。金曜日の僕たちの位置よりもはるかにいいし、ダブル入賞は僕たちにとって良い結果だ。第1スティントでは左フロントに苦労していたし、ターン1でロックアップして少し後手に回ってしまった。昨日ほど感触は良くなかった。「その後もフロントに苦労した。特に左フロントはフラットスポットができたわけないにも関わらずね。でも、今日は僕たちにやれることをうまくやったと思う。ケビン(マグヌッセン)を抜き...
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