F1オーストリアGP フリー走行2回目のハイライト動画。2021年 F1世界選手権 第9戦 F1オーストリアGPのFP2セッションが7月2日(金)にレッドブル・リンクで行われた。初日は曇り空となっており、予選・決勝と同じ15時の気温は気温19.4度、路面温度31.4度で60分間のFP2セッションはスタート。雨のリスクあり、早めから多くのドライバーがコースに出る。
セッションも半分が終了し、ショートランを終えてロングランに移行したあたりにサーキットには小雨が降り始め、次第に雨粒はどんどん大きくなってくる。路面の色も変わり始め、ルイス・ハミルトンがコースアウトする場面も見られたが、最終的に雨天用タイヤが必要なレベルまで雨は降らず、セッションはすべてドライタイヤで行われた。フリー走行2回目のトップタイムを記録したのはメルセデスF1のルイス・ハミルトン、2番手にはも0.189秒差でチームメイトのバルテリ・ボッタスが続き、メルセデスが1-2が初日を終了。先週はレッドブル・ホンダに完敗を喫したが、巻き返しを示している。3番手には0.217秒差でレッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペン。ベストタイムのラップタイムでは小さなミスもあったが、ミディアムでのロングランもルイス・ハミルトンがやや上回っており、簡単に勝つことはできなそうだ。チームメイトのセルジオ・ペレスは11番手タイムと初日の段階でまだ速さをみせていないのは気になるところだ。4番手にはランス・ストロール、5番手にはセバスチャン・ベッテルとアストンマーティン勢が入った。6番手にはアルファタウリ・ホンダF1の角田裕毅。7番手に入ったピエール・ガスリーを0.026秒上回り、両方のセッションでチームメイトに先行した。全体的にソフトとミディアムの差は0.5秒程度と大きく、ミッドフィールドのマシンではソフトの右フロントにグレイニング→デグラデーションが多く見られており、タイヤ戦略が大きな役割を占めることになりそうだ。とは言え、天気予報では、土曜日は雨の可能性が高く、日曜日は雷雨との予報となっている。