2014年のF1オーストリアGP復活に向けて、レッドブルにはいくつかクリアしなければならない障害がある。レッドブルとバーニー・エクレストンは23日、レッドブル・リンクで2014年7月にF1を開催することで合意に達したと発表した。APA通信は、この“暫定的な”契約は、少なくとも7年連続のF1オーストリアGP開催契約であると報じた。
だが、レッドブルの声明では、契約は「当局の承認が条件」であると認めていた。必要な承認のひとつは、2日連続でも4万人の観客しか収容できないサーキットを拡張すること。レッドブルのディートリッヒ・マテシッツは、「観客数の上限の問題を解決する必要がある」と Salzburger Nachrichten に認めた。記事によるとは、トラックで許容される騒音のデシベル値の上限、過去に造成した土手についても許可を得なければならないという。地元オンブズマンのカール・アルベッサーは 「(F1レースの)条件を満たすのは簡単ではないだろう」と Speed Week に述べた。「(レッドブルが)2014年の営業許可を取得できるかどうかもわからない」地元の役人であるハラルド・シュネドルは、レッドブルは承認を得る前に、完全な“騒音、二酸化炭素排出、交通工学コンセプト”を提出しなければならなないだろうと述べた。また Kleine Zeitung は、レッドブル・リンクのメディア・センターは、F1には“小さすぎる”ため、改良しなくてはならないと報じた。一方、地元住民が反対する可能性もある。「住民にも意見があるだろう。異議を申し立てれば手続きが遅延することも考えられる」ディートリッヒ・マテシッツは、レースを開催することになれば身銭を切ることになると認めた。「入場料で開催コストをカバーできるだろう。だがライセンス料までは無理だ」「レッドブル・レーシングが過去3年間両チャンピオンシップで優勝したことは、レース開催に有利に働いた」関連:F1オーストリアGP、2014年にカレンダーに復帰
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