アウディは、記録的なエントリー台数で、今年もニュルブルクリンク24時間レースに参戦する。かつてない多くのチームがAudi Sportカスタマーレーシングのレースカーで、この伝統ある耐久レースに挑む。トップカテゴリーのGT3クラスには、ファクトリーモデルの4台を含めた6台のAudi R8 LMSが出場。最新のカスタマースポーツプロジェクトのAudi R8 LMS GT4もテストを兼ねてレースデビューを飾る。
さらにエントリーレベルのTCRカテゴリーでも、3台のAudi RS 3 LMSがプライベートチームからクラス優勝を目指す。またサポートレースとして開催されるAudi Sport TTカップでは、18台のAudi TTカップカーがバトルを繰り広げる。Audi Sportカスタマーレーシングの統括責任者のクリス レインケは次のように「世界最大のサーキットを舞台に160台以上ものクルマが参戦するニュルブルクリンク24時間レースは、我々にとって最高のカスタマーイベントであり続けています。アウディモデルに対する熱狂的な支持は、我々の開発の方向性が正しいことを証明するものです。」と述べた。今回は、トップカテゴリーのSP9-GT3クラスだけでも、7つのブランドのチームから合計34台のレースカーが参戦している。アウディ陣営では、ファクトリーがサポートするアウディスポーツ チームランドと、アウディスポーツ チームWRTがトップチームを形成している。6人の優勝経験者に加え、さらに6人のトップクラスのドライバーが合計4台のAudi R8 LMSをドライブする。2014年以来、ニュルブルクリンク北コース(ノルドシュライフェ)の距離記録保持者であり続けているフェニックスレーシングと、カーコレクションモータースポーツの両チームも、同様にAudi R8 LMSでGT3クラスに挑戦。目標は、世界に冠たる難コースであるニュルブルクリンク北コースを舞台にした耐久レースで、2012年、2014年、2015年に続いて4度目の総合優勝を飾ることだ。世界中のモータースポーツファンは、新たなAudi R8 LMS GT4のデビューを待ちわびてきた。Audi R8 LMS GT4は、世界中で人気を高めつつあるアマチュアドライバー向けGTレースのカテゴリーのために開発されたモデル。アウディスポーツ チームフェニックスにより、市販モデルに近いレースカーが2台、今年のニュルブルクリンク24時間に参戦する。新開発されたAudi Sport R8 LMS GT4は、市販モデルとパーツの約60%を共有している。さらに今回はコンパクトスポーツモデルのAudi RS 3 LMSもこのレースに初参戦する。Audi RS 3 LMSはAudi Sportカスタマーレーシングの手により、すでに90台が生産。また、各国のプライベートチームにより、1月のドバイ24時間レースでのクラス優勝を含めて、すでに多くの活躍が報告されている。今回のニュルブルクリンクでは、チーム ボンクモータースポーツから2台、LMSエンジニアリングから1台、あわせて3台のAudi RS 3 LMSが出場する予定。今回アウディは、サーキットの周辺でも力強い存在感を発揮することになるだろう。24時間レースの協賛企業のひとつとして、レースをコントロールするためのオフィシャルカーを提供するだけでなく、多くのファンの方々のために、パドック内に750m²の「Audi Sportエクスペリエンスエリア」を開設する予定。ここを訪れる人は、ラウンジエリアに設置される巨大なスクリーンで、レースをライブで観賞することができる。しかしそれ以上にファンを喜ばせるのは、展示が予定されている7台の貴重なレーシングモデル。ル・マン24時間レースを連覇したAudi R8、Audi V8 DTM、及び1930年代のグランプリマシンAuto Union Type Dは、いずれもアウディ史上もっとも成功したレースカー。上記に加えて、Audi Sportから現在提供されているAudi RS 5 DTM、Audi R8 LMS、Audi R8 LMS GT4、Audi RS 3 LMSの4台が訪れる人々を歓迎する。さらにAudi Sportの3つのハイパフォーマンスモデルも展示される。また週末には、年間7戦予定されているAudi Sport TTカップの第2戦が、24時間レースのサポートプログラムとして開催されることになった。現地以外でもインターネットでレースの展開を知ることができます。アウディは自らで運営するソーシャルメディア プラットフォームに加え、ライブストリーミングでも全レースの映像を放映するなど幅広い情報を発信する。
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