フェラーリを去ったステファノ・ドメニカリがアウディに就職したことで、フォルクスワーゲン・グループが将来的なF1参戦を考えているという噂が再び浮上している。アウディは、フォルクスワーゲン傘下のドイツ自動車メーカーの1つだ。ステファノ・ドメニカリは、今年11月にアウディに加入。アウディは、ステファン・ドメニカリの役割は、サービスとモビリティに限られており、モータースポーツとは無関係としている。
しかし、BBC は、実際にはステファノ・ドメニカリがフォルクスワーゲンのために“F1参戦の実現可能性を探る事前調査をしている”と報じた。 これはバーニー・エクレストンがF1最高権威としての立場を縮小されるかもしれないというニュースと奇妙に重なる。フォルクスワーゲンのフェルディナント・ピエヒ監査役会長とバーニー・エクレストンは“長年にわたって対立関係にあった”と BBC は述べている。 「フォルクスワーゲン・グループのブランドがF1に参戦するためには、少なくとも2人のうちどちらかが今の地位を降りなければならないだろう」と BBC は解説している。また、フォルクスワーゲンに差し迫った変化もF1への道を敷くかもしれない。元チームオーナーで代表のエディ・ジョーダンは「マルティン・ヴィンターコルン会長がピエヒの後継者として教育されている」と述べた。BBC で解説を務めているエディ・ジョーダンは、マルティン・ヴィンターコルンが「F1はグループのブランドにとって優れたプラットホームだと常に考えていた」とコメント。「彼自身、フォルクスワーゲンAGがF1の一員になるべきだという信念の持ち主だと聞いている」 マルティン・ヴィンターコルンは先月、「モータースポーツにおける我々のブランドは今までと同様に成功を収めている。DTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)ではアウディ、ル・マンではアウディとポルシェとして、またWRCではフォルクスワーゲンとしてね。我々は非常に優れたポジションにいると感じている」と Bild am Sonntag にコメントしている。
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