アストンマーティン・ホンダF1はハンガリーGPで今季初の大型アップデートを投入する予定だが、チームアンバサダーを務めるジェンソン・バトンは「すぐに状況を変える特効薬にはならない」との見方を示した。今季のアストンマーティンは開発リソースを一度に投入する方針を採り、他チームのような小規模アップデートを重ねてこなかった。その結果、直近では予選ペースでキャデラックにも約1秒遅れる苦戦を強いられている。
一方で、ザントフォールトではホンダがパワーユニットのアップグレードを投入する予定となっており、シーズン後半の巻き返しに期待が集まっている。大型アップデートは「正しい方向への一歩」Crash.netの取材で、大型アップデートの成功基準を問われたバトンは、まずは他チームと戦えるレベルに近づくことが重要だと語った。「まず第一に、ほかのマシンと競争できるようになることだ」「彼らはこの大型アップデートのために、シーズンを通してアップグレードを投入してこなかったことを忘れてはいけない。昔のF1はこういう形だった。毎戦のように細かな改良を重ねるのではなく、数戦ごとに大きなアップデートを入れて、一気にコンマ5秒改善するといったものだった」そのうえで、エイドリアン・ニューウェイへの信頼は揺るがないと強調した。「どれだけパフォーマンスが向上するかは分からない。でも私はエイドリアンを信じている」「もちろん、このアップグレードだけで表彰台争いができるようになるとは思っていない。それでも正しい方向への一歩となり、2027年へ向けた土台になるはずだ」「F1に特効薬は存在しない」バトンは、トップチームとの差を短期間で埋めることの難しさも強調した。「マクラーレン、メルセデス、フェラーリ、レッドブルのようなチームと戦うF1に特効薬はない」「彼らはこの世界で最高のチームだ。アストンマーティンの現在の位置から、わずか12か月でトップまで駆け上がるのは非常に難しい」ニューウェイへの揺るがぬ信頼厳しいシーズンを送りながらも、バトンはニューウェイがチームを再建できると確信している。「私はずっとエイドリアン・ニューウェイのマシンをドライブしてみたいと思っていた」「彼がこれまで数々のチームで成し遂げてきたことは本当に驚異的だ。私は彼のマシンと何度も戦い、その多くに敗れてきた。それだけ彼の実力をよく知っている」そして、今回のアップデートは長期的なプロジェクトの第一歩だと締めくくった。「今年はチームにとって厳しいシーズンだが、私はこのチームの将来を本当に信じている」「大型アップデートを入れても、すぐに優勝争いをすることはないだろう。しかし確実に前進し、その成果は2027年、そして2028年へとつながっていくはずだ」【関連】・アストンマーティン・ホンダF1 真の実力を示す時「大半の改革は終えた」
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