アストンマーティンのチーム代表を務めるエイドリアン・ニューウェイが、今週末の2026年F1モナコGPでチームの現場業務に復帰する見通しとなった。ニューウェイは2026年F1シーズン開幕戦オーストラリアGP以降、レースの現場に姿を見せていなかった。先月には、体調不良により入院した後、自宅で療養していると報じられていた。
クラック「今週末に彼を見ることになると思う」アストンマーティンの元チーム代表で、現在はチーフ・トラックサイド・オフィサーを務めるマイク・クラックは木曜日、PlanetF1.comを含むメディアに対し、ニューウェイが3か月ぶりにレース現場へ戻る可能性を示した。ニューウェイが次にいつ現場に現れるのかを問われたクラックは、「見ればわかる」と語った。「今週末に彼を見ることになると思う。だから良いことだ。彼はここでも多くの経験を持っている」「ここでは多くのレース勝利がある。だから我々を前進させる助言をひとつ、あるいはふたつ得られることは確かだと思う。楽しみにしている」ニューウェイは木曜夕方にモナコ入りする予定で、今季後半にも複数のイベントに出席する見込みだという。全戦帯同ではなく価値を発揮できる場を選択ニューウェイは2026年F1シーズンの全レースに帯同する予定ではないことが、3月の時点で明らかになっていた。そのスケジュールは、前任のアンディ・コーウェルと同様に、年間10〜14戦程度の出席になるとみられている。ニューウェイがどのレースに出席するかは、自身がチームに最も大きな価値をもたらせる場所かどうかによって決まると考えられている。PlanetF1.comは3月、ニューウェイがいずれアストンマーティンのチーム代表職を退く見込みであり、昨年11月の就任以降、長期的な後任探しを主導してきたと報じていた。後任候補としては、レッドブル時代にニューウェイと仕事をしたジョナサン・ウィートリーが有力視されていた。その後、アウディF1チームは48時間以内にウィートリーの退任を発表している。ニューウェイはオーストラリアで、チーム代表の役割が設計・開発面の本来の職務から「少し」注意をそらすものになっていると語っていた。ホンダの振動問題解消で小さな前進アストンマーティンは今季序盤、新型ホンダエンジンに起因する深刻な振動問題により、AMR26のパフォーマンスが制限される苦しいスタートを切った。しかし、ホンダが複数の対策を導入したことで振動問題は解消され、アストンマーティンは直近3戦で少なくとも1台が完走を果たしている。モナコはニューウェイが昨年、レッドブルからの注目移籍を完了させた後、アストンマーティンの一員として初めて現場に姿を見せた場所でもある。低速コーナー、縁石、路面変化への対応が問われる市街地コースで、ニューウェイの復帰はチームにとって技術面でも象徴面でも重要な週末となる。