アストンマーティンF1は、ホンダとの関係を巡る不和説を明確に否定した。2026年シーズン序盤の苦戦を受けて両者の間に緊張が高まっているとの見方が広がる中、チーム側は「共にこの状況を乗り越える」と結束を強調している。中国GPでは深刻なパフォーマンス不足に加え、振動問題なども露呈し、厳しいスタートとなった新体制。
その一方で、チーム関係者はホンダとの協力体制に揺らぎはないと説明しており、残るシーズンでの巻き返しに向けて開発の立て直しが急務となっている。エイドリアン・ニューウェイ(アストンマーティン)は中国GPを欠席し、その不在がチーム内での役割を巡る憶測をさらに強めることになった。技術部門の指揮とチーム代表職を兼務する体制の中で、ローレンス・ストロールが日常的なマネジメント業務から外す可能性も取り沙汰されている。マイク・クラックは「彼が行く必要がある時と、そうでない時のための計画は用意していた」と語った。「エイドリアンが今年すべてのレースに出席しないことは、最初から明らかだった」「今はこうした現代的なコミュニケーション手段があるので、人がどこにいるかはそれほど問題ではない。彼は依然としてすべてを把握していた」アストンマーティンの広報担当者も同様の見解を示した。「マネージング・テクニカル・パートナー兼チーム代表として、エイドリアンはレース出席と、シルバーストンのAMRTC(ファクトリー)でチームの技術的方向性を率いる業務の間で時間を分けることになる」それでも後任候補を巡る憶測は続いており、将来的なリーダー候補としてクリスチャン・ホーナーやアンドレアス・ザイドルの名前が取り沙汰されている。こうした不透明感の背景には、ホンダとの新体制が厳しいスタートとなっている現実がある。パワーユニットはパフォーマンス不足の主因として指摘されており、開発面での課題が浮き彫りとなっている。しかし、チームアンバサダーのペドロ・デ・ラ・ロサは不和の見方を明確に否定した。「我々はホンダとともにこの状況にいて、ともにここから抜け出すつもりだ」「抜け出す唯一の方法は、彼らと働き続けることだ」この状況はフェルナンド・アロンソの今後にも影響を及ぼしている。中国では激しい振動により身体的にも苦しむ場面があり、その去就にも注目が集まっている。デ・ラ・ロサは「スポーツでは、正義は常に果たされる」と語った。「フェルナンドにとっての正義は、勝って去ることだ。タイトルか、あるいは1勝かは分からないが、偉大な存在なのだから、正面から去ることだ」さらに現状については次のように述べた。「これがフェルナンドにとって最後の年になるかは分からないし、彼自身も分かっていないと思う」「チームとして、我々は彼に競争力のあるマシンを与えなければならない」「まだ20レース残っている。まだ長いシーズンが前にあるのだから、夢を見ることをやめてはいけないし、状況を好転させることはできる」
全文を読む