エイドリアン・ニューウェイは、アストンマーティンF1との契約が発表された。2025年3月1日よりチームのシルバーストーン本社でテクニカルパートナーとして新たな役割を担う。ホンダのエンジンを搭載する2026年の新レギュレーションのアストンマーティンのF1マシンの開発はニューウェイによって主導される。今年5月、レッドブルはエンジニアリングの最高責任者であるエイドリアン・ニューウェイが2025年第1四半期をもってレッドブル・テクノロジー・グループを去ることを発表した。
2006年にレッドブル・レーシングに入社して以来、エイドリアン・ニューゥエイのビジョンと技術的リーダーシップは、チームとグループにとって、7度のF1ドライバーズタイトルと6度のコンストラクターズタイトル、そして2008年のSTRポールポジションと優勝を含む118勝と101ポールポジションという、目覚ましい結果を達成する上で大いに貢献してきた。エイドリアン・ニューウェイの起用は、アストンマーティンのF1に対する野望を改めて示すものだ。ニューウェイは、F1チームを25のF1世界タイトル獲得に導き、F1史上最高の技術者としての地位を確立した。F1界に新たな変化をもたらす準備ができているエイドリアン・ニューウェイは、自らの指導力と創造性を発揮する理想的なプロジェクトとしてアストンマーティンを見ている。6月にチームの最新鋭のAMRテクノロジー・キャンパスをプライベートツアーした際、チームの限りない野望を実感し、それが決断の決め手となった。2026年の技術規則の再設定、ホンダのワークスパワーユニットの統合、サウジアラムコによる先進燃料、そしてこのスポーツにおける最新鋭の風洞など、この新しい役割にはエイドリアン・ニューウェイの頭脳を刺激するものがたくさんある。エイドリアン・ニューウェイは「アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラワンチームに参加できることを非常に嬉しく思う」とコメント。「ローレンスが関わるすべてのものに注ぐ情熱と献身に、私は非常に刺激を受け、感銘を受けた。 ローレンスは世界トップクラスのチームを作る決意をしている。彼は、チームのオーナーとして自ら積極的にレースに関わっている唯一の人物である」「その姿勢は、シルバーストーンに新設されたAMRテクノロジー・キャンパスと風洞の開発に表れている。この施設は最新鋭であるだけでなく、作業環境としても素晴らしい環境を生み出すレイアウトとなっている」「ホンダやサウジ石油のような素晴らしいパートナー企業とともに、アストンマーティンを世界選手権で優勝するチームにするために必要なインフラの主要な要素をすべて備えており、私はその目標達成に貢献できることを非常に楽しみにしている」アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラワンチームのエグゼクティブチェアマンであるローレンス・ストロールは「これは非常に大きなニュースだ」とコメント。「エイドリアンは、彼が取り組んでいることにおいて世界で最高の人物であり、その道の頂点に立つ人物だ。彼がアストンマーティン・アラムコ・フォーミュラワン・チームに参加してくれることを非常に誇らしく思う」「これは、アストンマーティンの名が再びF1に戻って以来最大のニュースであり、世界選手権で戦えるF1チームを構築するという我々の野望を示す新たな証だ。エイドリアンが参加可能となったと知った瞬間、我々はこれを実現させなければならないと確信した。最初の話し合いでは、一生に一度のチャンスに協力したいという共通の思いがあることが確認できた」「エイドリアンはレーサーであり、私がこれまでに出会った中でも最も競争心の強い人物の一人だ。彼がシルバーストーンで我々が築き上げたもの、すなわち素晴らしいAMRテクノロジー・キャンパス、才能ある人材のグループ、そしてこのスポーツにおける最新の風洞設備を目にしたとき、彼は我々が何を達成しようとしているかをすぐに理解した」「我々は本気だ。そして、彼も本気だ。エイドリアンは、我々の飢えと野望を共有しており、このプロジェクトを信じており、アストンマーティン・アラムコのF1ストーリーの次の章を書き上げる手助けをしてくれるだろう」 この投稿をInstagramで見る FORMULA 1®(@f1)がシェアした投稿
全文を読む