アストンマーティンF1は、現在、多くのコンポーネントを共有するメルセデスF1チームを上回っているにもかかわらず、現在の関係に満足しているという。アストンマーティンF1は、メルセデスのF1パワーユニットを使用するだけでなく、ギアボックスとリアサスペンションも譲り受けている。また、自身の施設はまだ建設中であり、現在は風洞もメルセデスのものを使用している。
アストンマーティンは今年、競争力を大きく向上させ、現在コンストラクターズ選手権で102ポイントを獲得し、メルセデスに6ポイントの差をつけて2位につけている。しかし、アストンマーティンはメルセデスを上回っているにもかかわらず、テクニカルディレクター、ダン・ファロウズは、チームがメルセデスから受け取るコンポーネントに非常に満足していると語る。「自分たちが手に入れているものにとても満足している」とダン・ファロウズは語った。「ギアボックスやリアサスペンション、そしてパワーユニットもそうだ」「我々は、エンジニアとして、明らかに制約の中で仕事をしているが、これまでのところ、メルセデスから得られるもの以外のものがあればいいのにと思う理由はまったくない」「メルセデスから得ているものが、我々のパフォーマンスを制限しているとは思わない。それらが、我々が達成したい目標の達成を妨げることはあるか? いいえ、絶対にそうではない。我々はこの関係に非常に満足していると思う」ファロウズ 「メルセデスのパーツを心配しなくて済んでいるのはありがたい」レッドブルでの16年間を経て2022年4月にアストンマーティンに加入したファロウズは、メルセデスのパーツの品質が自分の生活を楽にするのに役立っていることに感謝していると付け加えた。「チームに来て1年余りだが、我々は長い道のりを歩んできたし、今年やろうとしていることにとても集中している」とファロウズは語った。「来年、私の観点からすると、パワーユニットとギアボックスのその側面は非常に満足できるものだ」「いろいろな意味で、心配する必要がないのは非常にうれしいことだ。我々は短期的なことに非常に焦点を当てており、それから2024年に何を達成できるかを考えている」