アストンマーティンF1チームは、2022年F1第3戦オーストラリアグランプリの決勝で、ランス・ストロールが12位、セバスチャン・ベッテルはクラッシュリタイアに終わった。最後列スタートとなったランス・ストロールは、1回目のセーフティカー中にミディアムに交換した後、翌周に再びハードに戻して2種類のタイヤ使用義務を消化して最後までは走り切る選択に切り替えた。
しかし、ランス・ストロールはハードタイヤをもたせることができず、再びピットインを余儀なくされ、ロングスティントのアドバンテージを生かすことができなかった。一方、今大会で新型コロナウイルスから回復して今季初レースを迎えたセバスチャン・ベッテルは、39周目にターン4でクラッシュしてレースを終えた。マイク・クラック(チームプリンシパル)「フラストレーションの溜まる結末であり、忘れたい週末だ。セバスチャンはターン4の出口で事故を起こし、予防的チェックのためにメディカルセンターに運ばれたが、彼が大丈夫だと言えることをうれしく思う。我々の戦略チームは(カルロス)サインツの3周目のシャントによって引き起こされた4週目のセーフティカーに巧みに反応し、ストロールを2回続けてピットインさせた。彼は我々はミディアムよりも良いレースタイヤだと想定したハードでスタートし、ミディアムで1周だけさせた後、再びハードに戻した。ある時点ではその戦略が彼をポイントフィニッシュに引き上げてくれると期待していたが、最終的にはそれは完全には実現しなかった。ここから我々はシルバーストンのホームに戻り、イモラのための準備に懸命に取り組んでいく。イモラではここよりも良いレースができることを望んでいるし、期待している。メルボルンの熱狂的なファンが3年ぶりにアルバート・パークでグランプリを楽しんだことをうれしく思う」ランス・ストロール(12位)「しばらくトップ10以内のポジションを守ることができていたけど、今日はポイントを獲得するペースはあまりなかった。レースの大部分をハードタイヤで走るという僕たちの戦略は正しいアイデアだったと思うけど、データを調べて、他に何を学ぶことができるかを見ていく。5秒のペナルティは、最終的なレースポジションを変えなかったとしても、苛立たしいものだった。 バーチャルセーフティカーの後にバルテリ(ボッタス)を捕えて順位を上げていたんで、ウェービングでペナルティを受けるのはイライラした。 また、チームに改めて感謝したいと思う。今週末、みんなが車を修理するために途方もない仕事をしてくれた。今後のレースでは、頭を上げて深く掘り下げ、車からより多くのことを引き出していく」セバスチャン・ベッテル(DNF)「今日、この車でのレース経験の欠如は役に立たなかった。少し強くプッシュしすぎて、ターン4で縁石で車のコントロールを失い、インパクトを防ぐことができなかった。非常に苛立たしいことだ。今回がこの車での初めてのレースだったので、レースコンディションのすべてのラップが重要だし、完走できなかったのは残念だ。チャレンジングな車だということは分かっているけど、僕たちはパフォーマンスを上げるための解決策を模索し続けている。今週は思ったとおりには進まなかったけど、次に進むべきだし、イモラではもっと強くなって戻ってくることができると確信している」
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