アストンマーティンF1は、オーストリアの水技術企業『BWT』とスポンサー契約を締結したことを発表した。シルバーストンのチームとのBWTの関係は、有名なピンクのカラーリングが最初にF1の世界を席巻したフォース・インディア時代の2017年に遡り、昨年までレーシング・ポイントのタイトルスポンサーを務めマシンとドライバーのレーシングスーツとヘルメットはピンクのカラーリングを採用されていた。
しかし、アストンマーティンF1として新たに始動する今年、チームが伝統のブリティッシュグリーンのマシンカラーを採用することは公然の秘密であり、そのためにピンクのカラーリングを要求するBWTとの契約を解消し、アメリカの大手通信会社のコグニザントとタイトルスポンサー契約を結んだと考えられている。アストンマーティンF1は3月3日に2021年F1マシンとカラーリングを発表。マシン全体がピンクに塗られることはないが、ピンクのアクセントカラーとBWTのブランドロゴはマシンに掲載されることになるという。「3月3日(水)にローンチされる新しいチームの見た目は、完全に新しいベースカラーを特徴とした非常に異なるものになるが、今日のニュースは、BWTのブランドロゴと同様に、巧妙なBWTのブランドアクセントが完全に新しいアストンマーティン・コグニザントF1チームのカラーリングの特徴であり続けることが保証するものだ」とチームは声明で述べた。BWTのCEOを務めるアンドレアス・ヴァイセンバッハーは「この素晴らしい人々のチームを引き続きサポートし、アストンマーティンがF1に復帰する新しい章を始められることを誇りに思う」とコメント。「チームがあのような強力な2020年シーズンを楽しんでいるのを見て、我々はこれからの年が大きな期待に満ちていると信じており、グリッドの最前線に向けたこのチームの旅をサポートし続けたいと思っている」「コース上での成功だけでなく、アストンマーティン・コグニザントF1チームと協力して、より持続可能にするというトラックから離れた目的を達成することにも取り組んでいく。これは、トラックでの使い捨てボトルの使用を削減し、プラスチック廃棄物を最小限に抑え、水の局所処理と消費を促進するという昨年からの作業を継続することを意味する」「さらに、我々は、プラスチックフリー惑星のために戦うという我々のミッションを確信し、このミッションを世界中の人々に広める準備ができているF1コミュニティのより多くの人々との協力を開始することを楽しみにしている」アストンマーティンF1チームのCEO兼チームプリンシパルを務めるオトマー・サフナウアーは「BWTの我々の友人はこのチームの忠実なスポーターであり、彼らがアストンマーティン・コグニザントF1チームのパートナーになることを選んだことをうれしく思う」とコメント。「BWTは、ビジネスのすべての分野、特にトラックサイドでの事業において、より持続可能になるための取り組みをサポートしてく。これは、F1自身の持続可能性の目標と一致する目標だ」「これは重要な新時代に突入する強力で歴史的なパートナーシップであり、我々全員が一緒に何を達成できるかを目にすることを楽しみにしている」