アントニオ・フェリックス・ダ・コスタは、F1の“夢”はおそらく潰えたとを認めた。昨年、ポルトガル出身のアントニオ・フェリックス・ダ・コスタは、レッドブル育成ドライバーの精鋭として2014年のトロ・ロッソでのF1デビューが予定されていたが、参戦していたフォーミュラ・ルノー3.5の成績が伸び悩み、レッドブルは最終的にGP3ドライバーだったダニール・クビアトをF1に昇格させた。
そして、ダニール・クビアトが成功を収めたこともあってか、レッドブルは、現在16歳のマックス・フェルスタッペンをF3からF1ドライバーに昇格させるという決断まで下した。アントニオ・フェリックス・ダ・コスタは、F1の夢が終わった可能性が高い理解しているようで、「今シーズンの初めはまだF1にいけることを願っていた。僕はまだ23歳だし、夢をあきらめるにはまだちょっと若いと思うけど、でも、何に集中すべきかを決断しなければならなかった。それがDTMだ」と Speed Week に述べた。今もレッドブルの支援を受けるアントニオ・フェリックス・ダ・コスタだが、ドイツ・ツーリングカー選手権ではBMWを走らせている。今年はまだ4ポイントしか獲得できていない。ダニール・クビアトに次ぎ、新たにマックス・フェルスタッペンにもF1昇格の先を越されたアントニオ・フェリック・ダ・コスタだが、それに対応するのは「難しいわけでない」と語る。「僕はDTMをとても楽しんでいるし、最初からうまくいっているので、これに集中しようと決めた。ここで10年過ごせたら嬉しい。それが僕の目標だ」「マックス(フェルスタッペン)はとても若いレーシングドライバーだけど、自分は16歳のときに彼が成し遂げたようなことをできていなかった。彼は明らかに特別な才能がある。同時に、カルロス・サインツJr.には心から同情する。彼はレッドブルに育ててもらったし、レッドブルは彼にかなり投資してきた。今の彼はプレミアクラスに昇格できる」「彼がチャンスをゲットして、マックスとカルロスが来年のグリッドにいるところを見られるよう願っている」DTMに集中すると言ったアントニオ・ダ・コスタではあるが、新たに始まったフォーミュラEにも参戦している。先週末はレースが重なったため、開幕戦には代わって佐藤琢磨がアムリン・アグリから参加した。
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