FIA(国際自動車連盟)は、F1が両当事者間の商業的協議の結果、アンドレッティのF1グリッド参加を拒否したことに対して反応した。声明で「FIAは、FIAフォーミュラ・ワン世界選手権チームの関心表明プロセスに関するフォーミュラ・ワン・マネジメントからの発表に留意する。我々は次のステップを決定するために対話を続けている」と述べた。
アンドレッティはFIAの承認を得ており、昨年10月の関心表明手続きを経てグリッドに加わるために必要な基準をすべて満たしていることが確認されていた。その後、アンドレッティ・グローバルとF1の商業権を持つリバティ・メディアとの間で「商業的協議」が行われ、商業的な実現可能性が検討された。アンドレッティが反論F1はその後、数カ月にわたる調査の末に声明を発表し、11番目のチームが加わることはチャンピオンシップに価値をもたらさないし、競争力もないと判断したため、アンドレッティのグリッド参加を拒否したと主張した。アンドレッティ・グローバルとマリオ・アンドレッティはともに声明を発表し、アンドレッティはソーシャルメディア上でこのニュースに「打ちのめされている」と述べた。アンドレッティ自身はF1の報告書について「その内容には強く異議を唱える」とし、「競争力の高いマシンとパワーユニットの開発ですでに大きな進歩を遂げたことを誇りに思う」と付け加えた。アンドレッティは現在、FIAからの承認は得ているものの、F1との商業契約は結んでいないという前例のない状況に陥っている。