アンドレッティ・キャデラックチームは、F1が水曜日に発表した同チームのF1参戦を阻止する声明の内容に「異議を唱える」と述べた。だが、アンドレッティ・グローバルのチーム代表を務めるマイケル・アンドレッティは、「作業は順調に進んでいる」と示唆しただけで、このプロジェクトが次にどのようなステップを踏むのかについては言及しなかった。
アメリカの巨大自動車メーカー、ゼネラル・モーターズの支援を受け、アンドレッティは早ければ2025年にもF1世界選手権に参戦する準備を整えていた。当初はルノーのカスタマーエンジンを使用し、2028年にキャデラックのユニットに切り替える予定だった。アンドレッティの入札は10月2日にFIA(国際自動車連盟)の承認を受けたが、その後、F1組織とステファノ・ドメニカリCEOによる第2段階の審査を通過しなければならなかった。水曜日、F1はアンドレッティを拒否した理由について詳細な説明を発表し、チームの潜在的な競争力に疑問を呈した。その中で、F1は「申請者の選手権への参加申請は成功しないという結論に達した」と述べた。しかし、アンドレッティは2028年にキャデラックのパワーユニットが完成したときに再挑戦する可能性は残されており、F1は「GMのワークスチームとして、あるいはGMのカスタマーチームとして、許容されるコンポーネントをすべて自社で設計したGMパワーユニットを搭載したチームの2028年選手権への参戦申請については、異なる見方をするだろう」とした。F1の発表から約5時間後に発表された短い声明で、アンドレッティは競争力がないという指摘に反論した。「アンドレッティ・キャデラックは、フォーミュラ・ワン・マネージメント・リミテッドが共有した情報を検討し、その内容に強く異議を唱える」とアンドレッティは述べた。「我々は、経験豊富なチームの協力を得て、競争力の高い車両とパワーユニットの開発においてすでに大きな進歩を遂げたことを誇りに思っており、我々の作業は引き続き順調に進んでいる」「アンドレッティ・キャデラックはまた、声援を送ってくれたファンに感謝したい」その日の早朝、チームの家長マリオ・アンドレッティが「打ちのめされている。打ちのめされた以外の言葉が見つからないので、他には何も言わない」とXに投稿した。