インディカー・ドライバーのカイル・カークウッドは、マイケル・アンドレッティのF1グリッド獲得が成功した暁には、アンドレッティのF1ドライバーとして検討されることを期待している。アンドレッティは今年はじめにFIA(国際自動車連盟)の基準を満たし、現在F1と11番目のチーム設立について協議を進めている。
カークウッドは、昨シーズンのルーキーシーズンをA.J.フォイト・エンタープライズから参戦した後、現在はアンドレッティ・オートスポートからインディカー・シリーズに参戦している。25歳のカークウッドは、ロングビーチとナッシュビルで開催されたレースで優勝し、アンドレッティでのインディカー初年度を成功させた。チームオーナーのマイケル・アンドレッティは以前から、もしF1に参戦するならアメリカ人ドライバーを起用したいと公言しており、カークウッドも彼の起用を望んでいる。「そうだね、彼が僕のことを考えてくれることを願っている」とカークウッドは語った。「でも、今の僕にとっては、今の状況がすごく幸せなんだ。アメリカを拠点にしているのが好きなんだ。フロリダに行けるのもいいし、インディカーとF1では休みが違う。インディカーでは移動が最小限なのもいい」「F1にはそれを奪うものがたくさんある。インディカーからF1への極端な変化だ。とはいえ、幼い頃にカートで育ってきたということは、常にやりたいことのナンバーワンだったと思う」カークウッドはF1に愛着を持っていることを明かし、F1シリーズに参加する機会を断るのは難しいと主張した。「そうだね、F1にノーと言うのは難しいよ」とカークウッドは認めた。「カートに乗っていた若い頃、F1ドライバーたちに憧れていた。もしF1マシンに乗れたら、僕の人生はそれで完結するんだろうなと、若いころに思ったのを覚えている」「その後、変化して、『ああ、インディカーなどを運転すれば、僕の人生は完結するだろう。なぜなら、これが僕が向かっていく方向だからだ』と思ったのを覚えている」