アンドレッティがF1参入に成功すれば、既存チームは年間1,100万ドル(約16億円)の賞金を失うことになる可能性がある。元F1ドライバーで『Sky(スカイ)』の評論家でもあるカルン・チャンドックが、匿名のチームプリンシパルから得た情報を明かした。
チャンドックは、アンドレッティがFIA(国際自動車連盟)から11番目のF1チームとしてグリッドにつくことを承認されたというニュースに反応し、X(旧Twitter)に「彼らがグリッドにつくのを見たい!マシンが増えることはF1にとっても若いドライバーにとっても良いことだ」と投稿。「あるチームプリンシパルによると、パイを11分割することで、既存チームは年間1,100万ドルの損失になるという。もしアンドレッティが6億ドルをチームに補償するつもりなら、5年間はそれでカバーできる」F1の賞金は、現行のコンコルド協定の条件に従って、参戦する10チームに分配される。コンストラクターズ選手権で上位に入ったチームにはより多くの賞金が支払われ、下位のチームには少ないパイが与えられる。11番目のチームが追加されると、賞金ポットをさらに分割され、その結果、回ってくる資金が少なくなる。これがアンドレッティの前に立ちはだかるハードルのひとつになるのだろうか?アンドレッティがF1グリッドに加わるという希望は現在、F1に託されており、F1は申請を検討しているところだ。F1がアンドレッティに参戦を認めるかどうかは、商業的な条件によって決定されることになりそうだ。F1は独自の声明を発表し、アンドレッティの申請に対して「独自の評価」を行うことを確認した。「我々はプロセスの第1段階と第2段階に関するFIAの結論に留意し、残りの申請のメリットについて独自の評価を行う予定だ」11番目のチームを目指すアンドレッティの取り組みには、すでに既存のチームからさまざまな反応が寄せられている。
全文を読む