ゼネラルモーターズ・モータースポーツのコンペティション担当エグゼクティブディレクターであるエリック・ウォーレンが、2025年のF1参戦に向け、アンドレッティとともにF1マシンのデザインを「全力」で進めていることを明かした。アンドレッティ・グローバルは昨年、F1参戦を表明したが、現在のF1グリッドからはF1への付加価値不足を指摘する声が上がっていた。
1月にはGMとの提携が発表され、キャデラックがOEMとしてこの入札に加わり、付加価値を高めることに成功した。FIAはアンドレッティ・キャデラックとの提携が発表された直後に関心表明プロセスを開始し、モハメド・ビン・スライエム会長によって「5チーム以上」が参戦を希望していることが明らかにされ、最終決定は7月末になる見込みとなっている。しかし、まだF1参戦の可能性が確定していないにもかかわらず、アメリカのF1チームとなるアンドレッティ・キャデラックはそのチャンスに向けて懸命に準備を進めている。「我々はそのプロセスに多大な労力を費やしているが、難しいのは2025年シーズンにレースに出場しようとしていることだ。だから、我々はアンドレッティとともに2025年車マシンの設計に全力で取り組んできた」とウォーレンはNBC Sportsに語った。「時間がもったいないから、それに取り組んできた」「申請書を読んだ人にとっては、GMが実際にどれだけ関与しているのか、車両ダイナミクスをどこで分割しているのか、現在どのように取り組んでいるのか、チームが成熟するにつれてどのように取り組んでいくのか、ということにおそらく驚かれただろう」「実際のところ、我々はFIAからの質問に返答しただけであり、FIAは7月15日に決定を下すことになっている。だから我々は本当にプロセスに最善を尽くし、可能な限り議論を行っているだけだ。情報提供の要請と回答という意味では、かなり形式的なものだ」エリック・ウォーレン(ゼネラルモーターズ・モータースポーツ コンペティション担当エグゼクティブディレクター)2026年に導入される予定の新しいパワーユニット規則では、フェラーリ、アルピーヌ(ルノー)、メルセデス、レッドブル・フォードに加え、アウディとホンダも加わる6社のOEMが競争することになる。GMがなぜF1プロジェクトに適した時期だと判断したのかについて、ウォーレンは「ビジネスの観点から、F1の成長とそれに注目する人々の数、そしてキャデラックブランドを構築する我々を考えれば、それは自然な流れだ」と主張した。「キャデラックの役員にはスポーツ関係者やスポーツに詳しい人が多い。F1についての知識もある」「実際にそれを見れるとは思っていなかったのでとても興奮してたが、それはタイミングとアンドレッティ・キャデラック・チームとの関係によるものだ。すべてがひとつにまとまった」