マイケル・アンドレッティの新たなF1チーム『アンドレッティ・グローバル』は、予選上限が導入される前でさえ、3強チームも及び腰になるほどの資金力があると報じられている。元マクラーレンのF1ドライバーで、インディカーに参戦するアンドレッティ・オートスポーツのボスであるマイケル・アンドレッティは、2024年シーズンから『アンドレッティ・グローバル(Andretti Global』と名付けたF1チームを編成することに熱心に取り組んでいる。
彼の父親で1978年のF1ワールドチャンピオンであるマリオ・アンドレッティは、2024年にアンドレッティ・グローバルをグリッドに並べるためのすべての計画が整っており、FIA(国際自動車連盟)からの承認待ちとなっている。メルセデスとレッドブルは、アンドレッティのエントリーの可能性についてすでにコメントしている。メルセデスF1のトト・ヴォルフは、F1に付加価値をもたらせる場合のみ参加を許可されるだとし、レッドブルのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、既存チームを保護するコンコルド協定の儒淳を満たさなければならないと慎重論を唱えている。新しいF1チームには2億ドル(約230億円)のエントリーフィーがかかる。これはすでに大きな経済的ハードルであるが、アンドレッティ・グローバルの資金力にとってははした金である可能性がある。これまでメルセデス、レッドブル、フェラーリが他チームよりはるかに多額な予算を費やしていたため、2021年からF1には予算上限が導入され、今年はシーズンに1億4000万ドル(約161億円)に制限されている。しかし、F1ジャーナリストのウィル・バクストンによると、3強チームがシーズンに4億ドルのコストを費やしていたと考えられる予算制限導入前でさえ、アンドレッティ・グローバルの財務能力は警鐘を鳴らしていたと語る。「今週末、インディカーのパドックで多くの人々と話をした。アンドレッティのF1プロジェクトは真剣だ。非常に真剣だ」とウィル・バクストンはTwitterの投稿で書いた。「彼らははした金としてエントリーフィーを支払うことができた。そして、予算が制限されていない時代にも3強チームも及び腰になるぼどの資金がある。確立されたチームが心配しているのも不思議ではない」マイケル・アンドレッティは彼の財政的支援者が誰であるか、または彼らのポケットがどれほど深いかを明らかにしていないが、AP通信に対し、彼らがF1にいるという話題のためだけでなく、競争力を高めるためにF1に参戦したいと言った。アンドレッティの投資家についてマイケル・アンドレッティは「彼らはこれを行い、正しく行い、競争力を高めたいと考えている。彼らはただそこにいたいだけではない」と語った。「彼らはすでにスポーツをしていて、F1は今のところ非常に魅力的だと思っている」米国はF1が急速に成長している市場であり、Netflixシリーズの『Drive to Survive』が重要な役割を果たしています。2022年シーズンには、アメリカ第2のレースとなるマイアミGPが追加され、サーキット・オブ・ジアメリカズでのF1アメリカGPがシーズン後半に開催されるさらにラスベガスGPの話もあり、早ければ2023年に実現の可能性も噂されている。F1が米国内でリーチを強化し続けていることから、マイケル・アンドレッティは、アンドレッティグローバルのようなプロジェクトへの投資に最適な時期であると感じている。「米国での人気は高まっている。タイミングは完璧です」とマイケル・アンドレッティ語った。