F1マイアミGPは、F1とハードロック・スタジアムとの間で原則的に合意が結ばれたことを発表。2021年の開催に一歩近づいた。当初は2019年の開催が計画されていたF1マイアミGPだが、ベイフロント・パーク・マネジメント・トラストの土地所有者との問題によって計画は延期。代わりとなる開催地を求められていた。
昨年、マイアミ・ドルフィンズのオーナーであるスティーブ・ロスは、マイアミカーデン内のハードロック・スタジアムでレースを開催する構想を発表していた。そして、その計画は2021年のレース開催にむけて原則的に合意に達したことが発表された。ドルフィンズCEOのトム・ガーフィンケルとF1のコマーシャルディレクターのショーンブラッチスは「F1とハードロックスタジアムが、ハードロックスタジアムで史上初のF1マイアミGPを開催するという原則に合意したことを発表できることを嬉しく思う」と共同で声明を発表。「年間推定4億ドル以上、35,000室の宿泊により、F1マイアミGPは毎年南フロリダに大きな経済効果をもたらすだろう」。「我々は、ファン、選出された役人、地元の観光産業に、このプロセス全体の忍耐と支援に深く感謝している」とトム・ガーフィンケルは付け加えた。「我々は、世界で最も象徴的で魅力的な地域の1つに初めて地球上で最高のレーシングスペクタクルをもたらすことを楽しみにしている」この合意は、アメリカで第2のレースを実現する上での大きな前進だが、マイアミ-デイド郡のコミッショナーが必要とする承認にはまだいくつかのハードルが残されているという。