アルピーヌF1チームは、チーム代表を務めていたオリバー・オークスが即時辞任したと発表した。シーズン序盤から低迷が続くなかでの突然の離任劇は、事実上の解任と見る向きもある。オリバー・オークスは2024年7月にアルピーヌF1チームに加入。元レーシングドライバーであり、ハイテック・グランプリの運営にも携わるイギリス人のオークスは、チームをシーズン終盤にかけて好調に導き、コンストラクターズランキング6位獲得に貢献していた。
マイアミGP終了時点で、アルピーヌはコンストラクターズランキングで7ポイントの9位に位置しており、まだポイントを獲得していないジャック・ドゥーハンの将来にも注目が集まっていた。ドゥーハンはマイアミ決勝で1周目にクラッシュしリタイアしている。火曜日に発表されたチーム声明は次のように述べている。「BWTアルピーヌF1チームは、オリバー・オークスがチーム代表を辞任したことを発表します。この辞任は即時有効となります」「本日以降、フラビオ・ブリアトーレが引き続きエグゼクティブ・アドバイザーを務めるとともに、オリバー・オークスがこれまで担っていた業務も兼務します」「チームは、昨夏の加入以来尽力してくれたオリバーの努力と、2024年のコンストラクターズ選手権6位獲得に貢献したことに感謝します」「なお、チームとしてこの件に関してこれ以上のコメントは行いません」オリバー・オークスはこの2年間でチーム代表を辞したオトマー・サフナウアー、ブルーノ・ファミンに続く3人目となり、アルピーヌが次に誰を後任に据えるのか注目される。