アルピーヌF1のCEOを務めるローラン・ロッシは、2021年シーズンにフェルナンド・アロンソがエステバン・オコンに対してナンバー1のドライバーステータスを享受することはないと語る。2018年のマクラーレンとの選手権を最後にF1から離れていた2回のF1ワールドチャンピオンであるフェルナンド・アロンソは、新たにブランド変更されたアルピーヌF1で2年ぶりにF1に復帰する。
フェルナンド・アロンソにとって、2005年と2006年にタイトルを連覇したエンストンを拠点とするチームでの第3期となる。アルピーヌF1は3月2日(火)に2021年F1マシン『A521』を発表。アルピーヌF1のCEOであるローラン・ロッシは、2021年のF1世界選手権でどちらかのドライバーが優遇されることはないと主張した。アルピーヌF1はドライバーとの契約内容にナンバー1やナンバー2の記載があるかと質問されたローラン・ロッシは「そのようなものは存在しない」といコメント。「正直、そのようなものが存在するチームは多くないと思うし、少なくとも我々のチームには存在しない。ドライバーはできる限り速く走らなければならず、お互いに挑戦する」「それは健全な競争のようなものであり、それだけのことだ。指示もナンバー1のドライバーもいない」2020年にルノーF1は、ワークス参戦してから初となる表彰台を獲得。17戦で3つの表彰台を獲得し、コンストラクターズ選手権を5位で終えた。アルピーヌF1は、2022年に抜本的なレギュレーション変更が施工される前の1年の“移行期間”となる2021年に定期的に表彰台を争うことを目指している。その後、F1の新時代に勝利の道に返り咲くという野心を描いている。「我々だけでなく、実際にはすべての人にとって移行の年であることは明らかだ」とローラン・ロッシは説明した。「今年は、昨年の改良版だ。もちろん少し違うが、エンジン側とシャシー側の両方のデザインの面は、途絶するのではなく、進化となる」「だから、少なくとも昨年と同じくらいの結果を出したい思っている。つまり、コンスタントな表彰台候補となり、レース中に素晴らしい結果を出すために良い戦いをすることだ」「F1の新時代の我々の目標はかなり積極的だ」とローラン・ロッシは付け加えた。「我々は高い野心を持って新しい時代に取り組みたいと考えており、中期的にまずは表彰台をトップを争うためのプロセス、チームを決断力を持って設計した」「その後、長期的には、レースだけでなく、チャンピオンシップ、つまりドライバーズ選手権とコンストラクターズ選手権のタイトルを競いたいと思っている」「これがその時代の終わりまでに我々が達成したいことだ。うまくいくことを期待してフィールドに入るのではなく、勝つことを期待してフィールドに入る」アルピーヌF1は、3月3日(水)にシルバーストンでA521のシェイクダウンを計画しており、エステバン・オコンが初走行を行う予定となっている。
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