ルノーのCEOを務めるルカ・デメオは、アルピーヌF1チームとしての参戦に自信を持っており、2022年シーズンにレースに勝つことも可能だと考えている。ルノーのワークスチームは2021年にアルピーヌF1チームへ変化を遂げる。ルカ・デメオは、マシンがほぼ同じでシーズン中にエンジンをアップグレードでいない2021年シーズンは移行の年と見なし、あまり進歩は期待していない。
しかし、完全に新しいレギュレーションが導入される2022年については野心を隠さない「2022年までに可能な限りテレビと新聞に掲載されることが目標だ。そして、2020年には定期的に表彰台を獲得し、1~2つのレースに勝ちたい」とルカ・デメオは Faz に説明した。ルカ・デメオは、F1を技術開発の場というよりも、マーケティングの場として重要視しており、フォーミュラEに参戦しない理由を次のように語っている。「誰もフォーミュラEを見ていないからだ。自動車産業が環境に与える影響に関連する要件を満たすためにはF1を開発する必要があるという原則に基づいて進めている」「私は世界選手権を開催しているわけではないが、2024年または2025年までにF1で電気技術がより広く使用されるようになると思っている」「F1は約5億人の視聴者に見られているので、個人的には、ブランドの人気を高めるためのメディアとして使用している」2020年にルノーは前年と同じコンストラクターズランキング5位でシーズンを終えたが、ほぼ2倍のポイントを獲得し、エステバン・オコンとダニエル・リカルドの両ドライバーが表彰台を獲得した。2021年にはマクラーレンへ移籍するダニエル・リカルドの後任として、2回のF1ワールドチャンピオンであるフェルナンド・アロンソがチームに復帰する。