アルファタウリへのフェラーリスタッフの流出が大きくなり、スクーデリアでは警笛が鳴らされている。その嵐の中心にいるのはローラン・メキースだ。2024年に引退するフランツ・トストの後任としてスクーデリア・アルファタウリに再指名されたばかりのメキースは、かつてフェラーリの中心人物だったが、マラネッロのチームからファエンツァに本拠を置くチームへの人材流出の立役者と目されている。
Corriere dello Sportは、フェラーリの人材育成において重要な人物であったマルコ・マタッサがアルファタウリに移籍することになったと報じている。「FDAアカデミーはジョック・クリアの手に渡り、長髪のエンジニア(マタッサ)の行き先はアルファタウリになるだろう」と同紙のフルビオ・ソルムス記者は述べている。「懸念は明白だ。今はスクーデリアの反応が必要だ」フェラーリのチームボスであるフレデリック・バスールは、彼らが反応すると断言している。「80人がやってくる」と、スクーデリアにとって半分が交代要員、残りの半分が補強要員であることを明言している。しかしバスールは、メルセデスのロイック・セラ(ガーデニング休暇のため移籍が年末にずれ込む)も含め、これらの新戦力の身元については口を閉ざしたままだ。「名前は伏せておく」とバスールは主張し、情報開示よりも慎重な姿勢を好む。このような不穏なスタッフの動きにもかかわらず、ソルムスはフェラーリの前向きなつぶやきをほのめかしている。こうした動きが渦巻く中、Corriere della Seraは、バスールが2月13日にフェラーリの2024年F1マシンの発表会を控えめに計画していると伝えている。この動きは、この過渡期におけるスペクタクルよりも実質を重視するチームの姿勢を反映しているのかもしれないと指摘している。
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