スクーデリア・アルファタウリのチームレースエンジニアのジョナサン・エドルズが、2023年F1第17戦日本GP初日のフリー走行を振り返った。FP1では角田裕毅が5番手タイム、リアム・ローソンが9番手と2台揃ってトップ10入りを果たす幸先のいいスタートを切ったアルファタウリだったが、両ドライバーが苦しんでいる点に対応してセットアップを変更したFP2では、角田が18番手、ローソンが15番手と相対的に競争力を発揮することはできなかった。
「イベントとイベントの間隔はあっという間だったが、ドライバーふたりを応援してくれる日本のファンの歓迎は素晴らしく、チーム全員に十分な活力を与えてくれた!」とジョナサン・エドルズはコメント。「この日の焦点は、シンガポールで導入した新パッケージを引き続き学ぶことだったが、今回はより典型的なトラックで、全体的な荷重と効率に優れたクルマが有利なトラックだ。「FP1では、まず裕毅のマシンにレーキを装着し、リアムのマシンのミラーベーンを取り外すテストを行った。「このパッケージは期待どおりの挙動を続けており、パフォーマンスに一歩前進をもたらした。各ドライバーには開発用タイヤが2セットずつ追加され、自由に走らせることができたので、たくさんの新しいタイヤを備えた忙しい金曜日のプログラムだった!」FP1では裕毅が高速で、リアムが低速で苦戦していたため、FP2では両車ともこれらの問題を解決するためにセットアップを変更した。2台ともバランスは改善されたが、まだ完全には満足できたわけではない。明日はセクター1がメインの焦点になりそうだ」このトラックではタイヤのデグラデーションが非常に高く、すぐに熱的な制限を受けてしまった。日曜日に備えて、目標とするスティントの長さを確保するためのマネジメントテクニックを検討する必要がある」