スクーデリア・アルファタウリのテクニカルディレクターを務めるジョディ・エギントンが、2023年F1第11戦イギリスGPの決勝を振り返った。角田裕毅もニック・デ・フリースもライバルを打ち負かすだけの武器を持っていなかったようであり、スクーデリア・アルファタウリのノーポイント記録は6レース週末まで伸び、コンストラクターズ選手権の順位と同じように2台は完走した車両の最後尾でレースを終えた。
「ハースとアルファロメオのマシンと争う以上に前に進むには、どちらのマシンもペースが足りなかった」とジョディ・エギントンは語った。「レース戦略はまずまずで、第2スティントにむけてハードとミディアムコンパウンドを使い分け、セーフティカーが導入された後は大半のドライバーと同じようにソフトコンパウンドに移行した。しかし、どの時点でもアドバンテージを得ることはできなかった」「ここで導入した空力アップデートはおおむね予想通りだったようだが、シルバーストーンで前進するには十分ではなかった。ハンガリーで予定されているさらなる栗木アップデートは、この問題を解決するための重要なステップとなるだろう」