スクーデリア・アルファタウリのテクニカルディレクターを務めるジョディ・エギントンが、2023年F1第9戦カナダGPの予選を振り返った。アルファタウリにとっては厳しい土曜日となった。角田裕毅は非常に波乱万丈な一日を過ごした、FP3で2度スピンし、その後、Q1で他車を妨害したとしてスチュワードに呼び出され3グリッド降格ペナルティを科された。
ニック・デ・フリースは、初めて挑むトラックで雨にも翻弄され、チームメイトとともにQ1敗退を喫した。「今日の予選は、我々の期待に応えるものではなかった」とジョディ・エギントンはコメント。「特にFP3ではクルマのバランスが良かったので、なぜこんなに苦労したのか、データを見直す必要がある」「裕毅はQ2進出まであと一歩のところまで行ったが、マシンのバランスは本来のものとは違っていた。ヒュルケンベルグやストロールとのバトルで、ラップタイムをロスしてしまった。ニックも同じような問題を抱えていて、2台ともQ1を通過することができなかった」「明日は簡単にはいかないだろうが、今はレース戦略に集中し、どんなチャンスにも対応できるようにして、可能な限りマシンを前に進めるようにしたい」