スクーデリア・アルファタウリのF1代表を務めるフランツ・トストは、事実無根のチーム売却の噂が従業員を不安に陥れたと語った。ファエンツァを拠点とするスクーデリア・アルファタウリは、レッドブル・レーシングと同様にエナジードリンク会社のレッドブルがオーナーであり、今回、噂を否定する公式声明を発表する措置を取った。
声明の中で、チーム代表のフランツ・トストは、ディートリッヒ・マテシッツの死後、現在レッドブルの上級管理職を代表しているオリバー・ミンツラフとの最近の会議に言及した。「オリバー・ミンツラフと何度か非常に素晴らしい話し合いを行い、株主はスクーデリア・アルファタウリを売却する意思がないこと、並びにレッドブルが今後も我々をサポートしていくことを確認した」とフランツ・トストは語った。「一連の噂はすべて根拠がないものだ。チームは昨年以上のパフォーマンスを発揮すべく、シーズン開幕に向けて集中し続けなければならない」ドイツの出版物Sport1に対して、フランツ・トストは、2023年シーズンの開始直前に噂がチームを不安にさせたと語った.「ここ数日は、噂のせいで職を危ぶむ従業員を安心させることに忙しかった」とフランツ・トストは語った。「それは不必要なことであり、不愉快なことだった」「我々はもっと良くならなければならないし、疑いの余地はない。だが、パフォーマンスと噂は何の関係もない。我々は常にレッドブルに属している」「そして、我々の哲学も変わっていない。今後も若いドライバーの育成を続けていく」レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、アルファタウリF1チームの売却の噂は一人のジャーナリストによって引き起こされたものだとしている。「あるジャーナリストが私のところに来て、実はどの新しいメーカーや投資家がF1に興味を持つ可能性があるかを話しただけだった」とヘルムート・マルコは説明した。「その中で、私はアルファタウリが売りに出されるとは一言も言っていない。我々のセカンドチームの効率をいかに高められるかという話だけだった。コンストラクターズ選手権9位では、誰も満足できないことは周知の事実だ」
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