スクーデリア・アルファタウリは、パートナーリストから暗号通貨系のスポンサーを削除して憶測を呼んでいる。昨年、暗号通貨プラットフォームがF1チームのスポンサーに相次いで加わったが、同じような早さで企業は去りつつあるようだ。スクーデリア・アルファタウリは、ブロックチェーンと取引プラットフォームの Fantom と ICM をパートナーリストから削除した。
暗号通貨の業界は数か月にわたって悲惨な状況にあり、デジタル通貨への信頼は薄れている。その結果、いわゆる「ブローカー」の価値とキャッシュフローも不足している。不安定な暗号通貨市場が、F1のスポンサーの撤退の理由であることは十分に考えられる。メルセデスF1は、倒産したFTXとの契約を終了。最近ではスクーデリア・フェラーリがVelasとのパートナーシップをわずか1年で終了することが発表されたばかり。仮想通貨企業と スクーデリア・アルファタウリの断絶は、F1と暗号通貨のとどめを刺したように思われる。スクーデリア・アルファタウリからの声明ではまだ裏付けられておらず、シーズンの端境期のスポンサー契約の更新時期でもあるが、レッドブル・レーシングもTezosのロゴがパートナーリストから削除されている。だが、3つのビッグチームが模範を示し、アルファタウリもそれに続いたことで、スポンサー契約の破綻がさらに増えるのは時間の問題であると予想される。グリッド上のほぼすべてのチームが、暗号通貨のスポンサーと提携している。ちなみに、レッドブル・レーシング と ByBit のパートナーシップは現在も続いている。
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