スクーデリア・アルファタウリのテクニカルディレクターを務めるジョディ・エギントンが、2022年F1第11戦オーストリアグランプリのスプリントを振り返った。スクーデリア・アルファタウリは、ピエール・ガスリーが10番グリッドから15位、角田裕毅が14番グリッドから17位と決勝に向けて2台ともスターティンググリッドを下げる結果となった。
「チーム全員にとって非常に残念なスプリントになった」とジョディ・エギントンは語る。「1周目のターン1へ向けてのピエールとルイスの接触で、ピエールのマシンはフロントウイングとフロアにダメージを受けてしまったので、後方から出直すことになった。「裕毅のスタートは問題なかったが、序盤でマクラーレンとアストンマーティンにポジションを奪われたあとは、挽回できなかった。なぜなら、レースが進むにつれてマシンバランスに苦しむようになったからだ」「結局、スプリントでは2台とも後方に沈むことになった。ピエールのマシンへのダメージがレースに与えた影響と裕毅がマシンバランスに苦しんでいる理由を解明し、明日の決勝に向けて2台を改良するためのデータは大量に集まっている」