スクーデリア・アルファタウリのチーフレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズが、2022年F1第11戦オーストリアグランプリの予選を振り返った。レッドブルリンクでの予選で、スクーデリア・アルファタウリは2台ともQ2敗退を喫し、ピエール・ガスリーが11番手(スプリントでは10番グリッド)、角田裕毅が14番手でセッションを終えた。
「我々は今シーズンの2回目のスプリントイベントのためにオーストリアにいる。このフォーマットで一般的であるように、我々の金曜日は非常に忙しい日だった!」とジョナサン・エドルズはコメント。「予選のためにピットを出るとすぐにパルクフェルメに入るので、1時間のFP1セッションですべてのセットアップ作業を行う必要がある。通常の週末には、これを完了するために全3回のプラクティスセッションがある。そのため、走行間の変化を最小限に抑えながら、可能な限り多くの走行を行うために車をコースに出し続けた」「このセッションは、一般的な車のバランスを理解し、持続可能な走行で安定した温度を確認するために使用された。強風のため、バランスがコーナーごとに異なり、非常に困難だった。また、トラックには多くの反りがあるため、ブレーキロックにより一部のコーナー、特にターン3で一貫性が失われた」「予選に向けて、我々はQ3には競争力が十分ではないことは分かっていたし、実際にはショートトラックでQ1のカットオフに近づいたため、Q1に3回の走行を選択した。これはうまく機能し、両方のドライバーがQ2に進むことができた。これは、新品ソフトが1セットしか残っていないことを意味し、最後のラップで新しいタイヤを装着する前に、最初はユーズドタイヤをセットした。グリップのステップインがあり、ピエールは彼の最高のセクターをまとめて、Q3の場所からわずか0.009秒差の11番手でフィニッシュした。裕毅のプレップラップは計画通りに進まず、ターン1に冷えたタイヤが入ったことで、ラップをアボートしなければならず、残念ながら、ユーズドタイヤでのタイムとなる14番手でセッションを終了した」「それでも、パフォーマンスは予想よりもわずかに良かったので、明日のスプリントで両方の車を前進させるためにできる限りのことを行っていく」