スクーデリア・アルファタウリのテクニカルディレクターを務めるジョディ・エギントンが、2022年F1開幕戦バーレーングランプリの決勝レースを振り返った。ピエール・ガスリーは8番手を走行していた45周目にマシン後方から出火してリタイア。そのインシデントで入ったセーフティカーは直前にピットストップを澄ませえていた角田裕毅に不利に働いたが、上位勢のリタイアもあり8位入賞を果たした。
「両マシンとも中団でかなりの競争力を発揮し、レースでポジションを上げていくという素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた」とジョディ・エギントンはコメント。「シーズンの序盤にそれを確認できたことは良いことだ。ピエールが止まった後に出たセーフティカーだが、残念ながらその直前にピットストップしていた裕毅にとっては不利なものになった。彼の周囲のマシンは、時間を失うことなくピットストップを行う機会を得た。しかし、裕毅は、最終スティントで力強い走りを見せて8位でフィニッシュしてくれた。今週末は理想的な流れとはいえなかっただけに、彼にとってもチームにとっても素晴らしい結果だと思う」「中団争いはすごくタイトなようだ。今週のレースを終え、AT03の改善点そして次のレースに向けてフォーカスすべき点は既に把握できた。次のチャレンジを楽しみにしている」