アルファタウリ・ホンダF1のチーフレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズが、2021年F1イギリスGPの予選を振り返った。前戦では強力なパフォーマンスを発揮していたアルファタウリ・ホンダF1だが、角田裕毅がQ1で敗退して16番手、ピエール・ガスリーはQ2で敗退して12番手とトップ10入りすることができなかった。
「今日は難しい1日となった」とジョナサン・エドルズはコメント。「期待していたようなパフォーマンス、そして前回のレースでデモンストレーションしたパフォーマンスができなかった」「新たなスプリント予選レースに伴い、通常の予選での準備及びサステナブルな作業に集中しました。ミディアムタイヤのパフォーマンスは期待通りだったのだが、ソフトタイヤを装着した際は思っていた以上に苦しんだ」「データを分析し、予選に向けてマシンに少し変更を加えたが、パルクフェルメ以前の通常セッション以外では、いつも通りのチューニングを十分に行えなかった。この変更によってマシンは改善したが、Q3へ進出するには十分なものではなかった」「裕毅はQ2進出を目指していたが、最終ラップに入る直前の最終コーナーでトラフィックに苦しみ、ターン1までに0.2秒近く失ってしまった。失った時間を取り戻そうと頑張ってくれたが、残念ながら十分ではあなかった」「ピエールのラップは良いものだったが、今日はペースを掴めず、未だにそれが何故なのか分かっていないので原因を追求したいと思う」「ロングランとタイヤのパフォーマンスに関して集中できるプラクティスセッションがもう1度あるので、スプリント予選レース及び本番レースで良い結果を出すことができると確信している」