アルファタウリ・ホンダF1の車両パフォーマンスチーフエンジニアを務めるクラウディオ・バレストリが、2021年F1オーストリアGPの予選を振り返った。レッドブル・リンクでの2戦目となったF1オーストリアGPで、アルファタウリ・ホンダF1は2戦連続で2台揃ってQ3に進出。ピエール・ガスリーが6番グリッド、角田裕毅が7番グリッドを獲得した。両ドライバーは明日の決勝をソフトでスタートする。
「忙しい1日だった。金曜日に比べてトラックの温度がまったく異なっていて、マシンをセッティングする際に細心の注意が必要となった」とクラウディオ・バレストリは語る。「午前中のセッションでは、新構造のタイヤのテストを実施しつつ午後の予選に向けた準備も進めた。フリープラクティス3の終了時点では、特にソフトタイヤ装着時のバランスが最適化されておらず完全に満足がいく状態ではなかった」「予選直前にいくつか調整を加えたが、それがうまく作用し、結果的に2台をQ3へと送り込むことができた。他チームが異なるタイヤストラテジーを選択しミディアムを後半に投入してくるというトリッキーな状態だったが、我々はQ3へと進む機会を最大化する作戦を取り結果的にそれがうまくいった」「ここからは照準をレースへと切り替え、明日の天候に注意しつつ、今日のデータを解析したいと思う」
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