アルファタウリ・ホンダF1のチーフレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズが、2021年のF1世界選手権の開幕戦F1バーレーンGPの初日の作業を振り返った。今年から角田裕毅をピエール・ガスリーのチームメイトとして迎えたスクーデリア・アルファタウリ・ホンダ。終盤に角田裕毅のデータに異常値が見られたものの、60分に短縮された各セッションを順調にこなした。
角田裕毅は総合7番手、ピエール・ガスリーは総合9番手で初日の走行を終えている。「再びトラックレースに戻ってくることができて興奮している。もちろん、我々はここで数週間前にテストをしたが、レース週末のためにバーレーンにいる感覚は完全に異なる」とジョナサン・エドルズはコメント。「今シーズンは各セッションが1時間しかないため、フルで走行プログラムをやり終えなければならなかった。高い路面温度は予選とレースで経験するものとは大幅に異なるため、ここでFP1から多くのことを学ぶのは難しいので、そのセッションでは空力を理解することに集中した」「FP2は、柔らかいコンパウンドに続いて、ミディアムタイヤで走行するというノーマルな走行プランを進めた。パフォーマンスランでは両方のドライバーが良いラップを刻んでいた。夜のより代表的なコンディションでの彼らのパフォーマンスはかなりポジティブだった」「我々が完了した長めの走行は、ここでのテスト中に収集したデータがレース週末に関連しているかを確認することを可能にする」「残念ながら、ユウキのマシンのデータに異常値が見つかったので、念のためピットにいれた。だが、セッション終了の数分前だったので、走行に影響はなかった」「全体手として今日は本当にポジティブな一日だったと思う。明日の予選を楽しみにしている」