アルファタウリ・ホンダF1のテクニカルディレクターを務めるジョディ・エギントンが、第2回F1バルセロナテスト2日目の作業を振り返った。アルファタウリ・ホンダF1は午前午後ともにピエール・ガスリーが走行。ガスリーは、ショートランとレースシミュレーションを実施しながら139周を重ね、C5タイヤを履いた際には最速ラップから0.225秒差の好記録をマークする形でシーズン開幕戦前の最後の走行を終えた。
ジョディエギントン(テクニカルディレクター)「ここはバルセロナでの再び忙しい一日となった。ピエールが終日マシンに乗り、チームが評価するための様々なテストプログラムがあった。 午前中のセッションは、ダンプの多いトラックによって妥協を強いられたため、空力データの収集に遅れが生じた。ただし、昼休みまでのいくつかの計画されたテスト項目をカバーし、失われた時間の一部を取り戻すことができた。午後の焦点はショートランとロングランの組み合わせに切り替え、シャシーとタイヤに関する多くの有用なデータを得ることができた。 明日はダニールがマシンに戻り、2020年の冬季テストプログラムとシーズン初戦への準備を完了する」ピエール・ガスリー「内容が濃く、とてもいい一日でした。午前中はトラックが湿っていたため、作業のほとんどを午後に持ち越しました。ランチブレーク後に100周以上走行し、レースのシミュレーションもこなせて、よりプッシュして試すことができました。風の影響があり、先週に比べると少し難しいコンディションで、ドライブに苦心した場面もありました。まだ改善点がいくつか残っていますが、僕にとってはまずまずのテストだったと言えます。マシンの感触はとてもいいです。メルボルンでのレースはバルセロナとはまったく違うので、興奮するにはまだ早いと思いますが、開幕戦に向けては自信を感じています」