アルファタウリ・ホンダF1のチーフレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズが、3日間のF1バルセロナテストでの2020年F1マシン『AT01』の進捗を語った。F1バルセロナテスト3日目、アルファタウリ・ホンダは午前のダニール・クビアトが62周、午後にピエール・ガスリーが59周を走行。赤旗による中断が4回あったものの、計121周と走行距離を伸ばすことができた。
「バルセロナでまた成功したテスト日を終え、かなり激しかった3日間を締めくくることができた」とジョナサン・エドルズはコメント。「ダニールは午前中に運転し、典型的なエアロレーキ走行といくつかのさらなるマッピング作業で一日を開始した。昨夜のデータ分析により、興味深いセットアップの方向性が明らかになったため、午前中のC3のショートラン中にそれらの方向性をさらに精査して、結果を確認した。その後、ダニールにC4コンパウンドで何度かパフォーマンスランをする機会を与えた。この構成でクルマはうまく動作した。彼は、今シーズンにむけた知識を蓄積するためにタイヤマネジメントをアシストするアイテムをテストしてC2コンパウンドで2回のロングランを行って午前を締めくくった「ピエールは午後にAT01を引き継いで、ショートおよびロングランでいくつかの機械的および空力的テストを計画した。残念ながら、フロアの固定具を更新しなければならなかったため、一日の終わりにテスト時間をいくらか失った。シンプルなパーツだったが、修理に時間がかかった」「我々はすでにメルボルンまでのトラック走行の途中にあるが、AT01の限界を調査する多くのデータを収集し、マシンの挙動と特性を十分に理解している。チームは今後数日間、データを詳細に分析し、結果を来週の最後の3日間のテストマトリックスに反映していく」