トロロッソからチーム名を変更して新たなスタートを切ることになったアルファタウリが、2020年のF1世界選手権を戦うF1マシン『アルファタウリ・ホンダ AT01』を発表した。レッドブルがミナルディを買収し、2006年からトロロッソとして活動していたチームは、2020年からレッドブルの衣料ブランドである『アルファタウリ』を宣伝するために『スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ(Scuderia Alpha Tauri Honda)』として参戦する。
新生アルファタウリ・ホンダは2月14日(金)、オーストリアのザルツブルク空港内に作られたレッドブル・ハンガー7で2020年のF1世界選手権の体制発表会を開催。新しいチームカラーとともに2020年F1マシン『アルファタウリ・ホンダ AT01』をお披露目した。アルファタウリとしての初マシンは、チームのアルファタウリの頭文字と1号車であることを示す『AT01』と命名された。チーム名が変更されただけで、ファエンツァに拠点を構えるチーム自体に変更はなく、ドライバーも昨年トロロッソ・ホンダとしてF1を戦ったピエール・ガスリーとダニール・クビアトが続投する。F1マシンもレッドブル・テクノロジーを介して開発され、AT01には昨年のレッドブルのマシン『RB15』のために開発されたパーツが多数流用される。エンジンもトロロッソ時代から変わらずホンダが供給し、ホンダの2020年型F1パワーユニット『RA620H』が搭載される。チームとホンダF1とのパートナーシップは3年目を迎える。注目のカラーリングは、ネイビー×ホワイトでカラーリングは艶消し塗装で処理されている。赤で掲載されるHondaのロゴもワンポインとして目立っている。ピエール・ガスリーとダニール・クビアトが着用するレーシングスーツもマシンカラーに合わせてホワイトをベースにスポンサーロゴなどをネイビーで統一された。トロロッソとして昨年のコンストラクターズ選手権を6位で終えたアルファタウリは、2020年の目標をコンストラクターズ選手権5位に定めている。アルファタウリ・ホンダのF1チーム代表を務めるフランツ・トストは「我々はこれほど経験豊富なドライバーを揃えたことはなかった。あとはマシンの競争力次第だ。そこでも前進できることを期待している」とコメント。「目標はかなり明白だ。パフォーマンスを改善し、コンストラクターズ選手権をトップ5でフィニッシュする必要がある。ルノーに近づけることを期待している」「ここからは誰がより良いマシンを作れるか次第だ。誰が新車でより良い進歩を遂げ、誰がシーズン中により良い方法でそれを開発できるかだ。それがアルファタウリになることを期待している」
全文を読む