F1ドライバーのフェルナンド・アロンソは、9月14日(日)にMotoGPで新記録を樹立したマルク・マルケスを称え、自身のSNSでスペイン人同胞の快挙を祝福した。マルケスは現在7度目のMotoGPワールドタイトル獲得に向けて邁進しており、シーズン最多ポイント記録を更新。ドゥカティのファクトリーチーム所属のマルケスは、ここまで16戦で512ポイントを獲得し、2024年にホルヘ・マルティンが記録した508ポイントを上回った。
アロンソは32歳の偉業を称え、インスタグラムのストーリーで次のようにコメントした。「Ganar ganar y ganar @marquez93(勝つ、勝つ、そして勝つ)」フェルナンド・アロンソがマルク・マルケスを称賛したインスタグラム投稿のスクリーンショット(@fernandoalo_oficial より)マルケスは次戦日本GPでワールドチャンピオンを確定させる見込みであり、残り6戦でさらにポイント記録を伸ばすことが期待されている。一方、アロンソは2025年F1シーズンの残り8戦で可能な限りのポイントを積み上げることを目指している。マルク・マルケス、フェルナンド・アロンソから学んだ教訓を語る以前、2024年のDAZNのインタビューでマルク・マルケスは、フェルナンド・アロンソのF1キャリアから学んだ教訓を振り返っている。マルケスは、44歳のアロンソがライバルを決して見下さない点を強調した。レプソル・ホンダからグレシーニ・ドゥカティに移籍した直後のインタビューで、マルケスは次のように述べた(Crash経由の引用)。「フェルナンドから学んだことのひとつは、ライバルを見下してはいけないということだ。逆に、彼らの強みを見て自分がより良く準備する必要がある。フェルナンドは常に、チームメイトやライバルを叩き潰そうとするドライバーのひとりだったが、敬意をもってやっていた。サーキットの内でも外でも、彼が誰と戦っているかを理解していたんだ」さらにマルケスは、アロンソのドライビング能力全般を称賛し、ベテランのスペイン人が与える影響を高く評価した。「F1ではマシンに大きく依存するので、すべてが技術的な部分にかかっている。だが僕は確信している、それでもショーになるし、特にあの特別なオーバーテイクの魔法は失われない。僕にとって、それができるのは1人か2人か3人だけだ。残りのドライバーはDRSで抜くだけ。でもフェルナンドは、どんなコーナーでも君を抜ける」フェルナンド・アロンソの名はF1と強く結びついているが、元フェラーリのドライバーは他のモータースポーツでも成功を収めている。トヨタ・ガズーレーシングの一員としてル・マン24時間で2018年と2019年に連覇を達成し、2019年のデイトナ24時間レースでも優勝している。