フェルナンド・アロンソは、2025年F1ハンガリーGP初日のフリー走行2回目(FP2)に出走し、体調に不安を抱えながらも走行をこなした。初日の総合順位は5番手。前日まで背中の筋肉に痛みがあったが、治療と座席調整の工夫により、セッション中は痛みを感じなかったという。アロンソは今週末、背中の腰椎周辺に小さな筋肉損傷を抱えているが、「夏休みが近いのであと2日なんとか耐える」と前向きに語った。
新しいフロントウイングを試したマシンについては、「中速コーナーでのアンダーステアに苦戦している」としつつ、初日の手応えは悪くなかったと述べた。Q:フェルナンド、まずは体調について教えてください。背中の状態はいかがですか?フェルナンド・アロンソ: 昨日と同じだ。週末はずっとこんな感じになると思う。背中の腰椎あたりの筋肉に小さな損傷があって、少し休養が必要なんだけど、夏休みが近いからタイミングとしてはちょうどいい。あと2日、座席の快適さをうまく調整して乗り切るつもりだ。昨日はいろんな工夫、エアパッドとかを試して、それがうまく機能している。今日はFP2で痛みはなかったから、それはポジティブだね。Q:これはレース活動でよくあるようなケガですか?フェルナンド・アロンソ: そうだね、よくあることだよ。小さな痛みや違和感はあちこちに出る。今回は念のためにMRIを撮ったら、筋肉に小さな損傷があるのが分かった。普通の人なら2週間くらい安静にする程度だけど、クルマの中で痛みがないなら問題ない。それが一番大事なことだ。Q:今日は新しいフロントウイングを試していましたね。感触はどうでしたか?フェルナンド・アロンソ: FP1は走ってないけど、FP2の感触は良かったよ。ただ、バランスはまだ理想的なゾーンに入っていない。中速コーナーでは少しアンダーステアがあって、低速ではクルマをうまく回せていない。とはいえ、週末最初の走行としては普通のことだし、今夜いろいろ見直す予定だ。FP1でチームがいくつかテストをやっていたから、そのデータを確認して、明日はできる限り速いクルマに仕上げたいね。