アストンマーティンは2025年F1第13戦ベルギーGPのスプリント予選で、新型ノーズおよびフロントウイングを投入。フェルナンド・アロンソのマシンでその新構成をテストし、フリー走行では手応えも感じさせたが、本番ではSQ2でペースが伸びず、アロンソは14番手にとどまった。アロンソは予選後、「限界まで攻めた」と語り、全力を出し切った手応えを示した一方で、新パーツの効果をさらに検証していく姿勢を見せた。
チームメイトのランス・ストロールも15番手と続き、2台そろってSQ2敗退。だがアストンマーティンはレースペースに希望を抱いており、スプリントでの巻き返しに期待がかかる。「この伝統あるサーキットに戻って来られるのはいつも嬉しいよ。天候もドライだったし、SQ1は僕らにとって今日一番良いセッションだった」とアロンソはコメント。「すべてを出し切って走ったし、限界ギリギリだった。でも残念ながら、あのペースをSQ2にはつなげられなかったんだ」「今日は新しいフロントウイングを試すことができて、ダウンフォースも増えた。明日のスプリントレース、そして週末全体を通じてこの新しい構成からもっと多くのことを学んでいくつもりだ」ランス・ストロールも15番手に終わり、アロンソのすぐ後ろからスプリントを迎えることになった。彼もまた、スパへの特別な思いを口にしつつ、悔しさをにじませた。「ベルギーに戻ってこられて嬉しいし、ここは毎年戻って来るのが本当に特別な場所なんだ。スパには高速コーナーが多くて、マシンが生きているように感じられる」とストロールはコメント。「SQ1ではクリーンなラップをまとめることができたけど、SQ2は少し難しかった。いくつかスナップもあったし、フロアにもダメージを負ってしまったんだ。それで明日のスプリントはP15からのスタートになる。何ができるか、見てみよう」アストンマーティンにとって今回のスプリントは、新たな空力アップグレードの評価を深める貴重な機会となる。真価が問われるのは、むしろスプリントおよび決勝レースでのレースペースかもしれない。トップ10進出なるか、注目が集まる。
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