フェルナンド・アロンソは、先週末のF1ラスベガスGPを受けて、現世代F1カーが「時速80km/hのコーナー向けに作られていない」ということを認識する必要があると考えている。ラスベガスのデビュー戦は、気温の低さとサポートカテゴリーの不在によってグリップがあまり得られないサーキットで行われ、エキサイティングなレースとなった。
昨年から導入された現行世代のF1カーは、以前にもストリートベースのイベントでドライバーたちから同じような不満の声があがっていた。「バランスをとる必要がある。今週末、全ドライバーが言ったように、グリップもなく、視界も利かず、地獄のようなバウンシングで、時速360キロのある意味でこのようなサーキットを走るのはあまり楽しくない」とアロンソは語った。「このようなことは、ある意味で向こう側からのショーはよく見えるかもしれないけど、このクルマは時速80キロでコーナーを走るようにはできていない」「バルセロナで走り、シルバーストンで走り、F1カーのポテンシャルを最大限に引き出すために作られているので、チャンピオンシップのバランスとカレンダーのバランスを取る必要があると思う。それが僕たちがやっている事ではあると思うけど、これが唯一の方法だとは思わない」「F1マシンが輝けるような伝統的なレースも残していく必要があると思う」。アロンソは土曜日にターン1でのスピンから順位を回復し、9位でフィニッシュした。「アルファ ロメオを見たとき、もう終わったと思った。間違った方向を向いていた」とアロンソは語った。「だから、最終結果といくつかのポイントを獲得できて満足しているよ」