フェルナンド・アロンソは、F1が予選を1回アタックの形式に戻すことを検討すべきだと考えている。2003年から2005年にかけて実施された1アタック方式の人気が低迷したことを受け、2006年からQ1、Q2、Q3で争われる現在の“ノックアウト”方式が導入された。
アロンソが自身初のワールドチャンピオンに輝いた2005年は、金曜日に1回アタックを実施して、土曜日の1回アタックの走行順が決定していた。現在42歳のアロンソは、特にタイトなストリート・サーキットでの予選トラフィックの遅れが問題視されている昨今、F1は同様の方式を検討するべきだと考えている。アロンソは、F1が予選の混雑を緩和するためのルールを導入しようとしていることを認めている。「彼らが何をしようとも、僕たちは常にそれを利用する方法を見つけるだろう」とアロンソはAuto Hebdoに語った。「ストリートサーキットのトラフィックを管理するという点で、彼らは非常に難しい仕事をしている。何度か言ったように、本当の解決策は1つしかない。1回アタックの予選を行うことだ」「他のどの解決策を試してもうまくいくことはない。なぜなら、僕たちは常にそれを回避する方法を見つけるからね」とはいえ、現在のノックアウト方式の予選は17年もの間、一貫して人気を博してきたと考える人も多い。 「時代遅れだと思う。20年前からずっと同じだし、クルマも20年前とは違う」とアロンソは語った。「ハイブリッド・エンジンがあるし、ロード、アンロード、タイヤを冷やしたりしなければならない。前進する唯一の方法は、シングルラップにすることだ」