アストンマーティンF1のフェルナンド・アロンソは、F1レースディレクターが予選セッションを赤旗中断にする前に、マックス・フェルスタッペンとともにカナダGPの自力でのフロントロー獲得まであと4秒まで迫っていたと考えている。ウェットコンディションのQ3で2回目のフライングラップを行ったアロンソは、ミドルセクターで最速を記録し、ニコ・ヒュルケンベルグの2番手を追い抜く目前だった、ターン7でオスカー・ピアトリ(マクラーレン)がウォールに接触し、ラップ完了のチャンスを阻まれた。
これにより赤旗が出され、アロンソはスタート・フィニッシュストレート手前のシケインを出るところで赤旗に引っかかり、途中で走行を中止せざるを得なくなった。しかし、ニコ・ヒュルケンベルグが赤旗違反で3グリッド降格ペナルティを受けたため、アロンソはフロントローからスタートすることになる。アロンソは明らかな不運を悔やみ、Q1でもセッション序盤に周冠宇(アルファロメオ)がストップして赤旗が振られるまで、あと少しでラップタイムをマークするところだったことにも言及した。「今日は赤旗が出て全体的に不運だったし、Q1でもそうだった。ラインが見えて1秒だったと思うけど、その瞬間に赤旗が出た。Q3では1列目になるためにラインを通過するまで4秒だったと思うとアロンソは語った。「つまり、僕たちはそれを受け入れているし、3位になれて非常に満足している。非常に複雑な予選であり、チームとの継続的なコミュニケーションが必要だったからね」「クルマに乗って感じたことが、テレビやピットレーンで見るのとは違う意見になることもある。だからエンジニアやドライバーとのフィードバックが必要だ。難しい一日だったけど、日曜日には多くのポイントを獲得するチャンスがあるので、今は満足している」カナダGPの予選での取り組みを、雨の影響を受けたセッションでフロントロウを獲得した昨年と比較するよう求められたアロンソは、どちらの場面でもマシンに自信を持ち、パフォーマンスを発揮できたと説明した。また、特に今年の予選中の変化しやすいコンディションにおいては、ピットレーンの位置決めが非常に重要であり、アストンマーティンがライバルチームより奥にピットガレージがあることも、克服すべき別の問題を生み出していると感じている。「特に今年は、コンディションが大きく変化したため、ピットレーンの端で最初の数台と位置取りできたこともとても役に立ったと思う」とアロンソは付け加えた。「例えば、今週末はピットレーンの悪い側にいたけれど、良い側にいてアドバンテージを得ていたときもあった」「コンディションが大きく変化しているときには、こうした細部の違いで差が出るものなんだ。でも、クルマに対する自信が鍵になると思うし、今年も去年も、たくさんの自信があった」
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