フェルナンド・アロンソは、アストンマーティンF1のチームメイトであるランス・ストロールが、最近の調子を好転させるために必要なのはパフォーマンスの向上ではなく、運の変化だと語り、“安易”にネガティブな見出しをつけるF1メディアを非難した。アロンソがマイアミとモナコで2つの表彰台を獲得し、モナコがアストンマーティンの2023年のベストリザルトとなったのに対し、ストロールは2戦連続でノーポイントに終わっている。
その結果、アロンソは開幕から6戦でストロールより66ポイント多く獲得していることになる。チームメイトの間に明らかな差があるにもかかわらず、2度のワールドチャンピオンであるアロンソは、ストロールが「ペースを欠いている」わけではないと主張する。 「彼は過去2戦で非常に不運だった」とアロンソは語った。 「バーレーンに戻れば、オフシーズンの負傷で片手運転になった彼はとても速かった。そして、ジェッダでは、フェラーリ勢の前で5番手につけていたときにエキゾーストの問題が発生した」「そしてマイアミでは、Q1でタイヤを1セットしか使わないというリスクを冒しすぎてしまい、レースが妥協を強いられた」「モナコではマクラーレンのランドの破片で週末全体が台無しになってしまった」また、アロンソは、ストロールの不運に乗じて「安易」に ネガティブな見出しをつけるメディアを非難した。「これによって、明らかに見出しは非常にハードなりやすかったが、週末全体を見れば、モナコでのFP3では、彼は最速からコンマ1.5秒以内だった」「彼はあらゆることについて適切なフィードバック、情報、戦略を提供してくれた」「だから、彼にはもう少し運があることを望んでいるんだ。彼のペースが足りないとは思わないし、ただ、好機を逃しただけだ」今季のベストリザルトはオーストラリアGPの4位であるストロールは、今週末のスペインGPから運命を好転させることを目指している。「レースではいろいろなことが起こるし、タフな週末もあった」とストロールは言う。「成り行きを見守るしかない。いい週末もあれば悪い週末もある。他の週末と同じように、僕はこの週末を最大限に活用しようと思っている」
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