フェルナンド・アロンソは、同じスペイン人のカルロス・サインツとの友情がコース上での一連の出来事によって揺らいでいることを否定した。オーストラリアでは、フェラーリのサインツがアロンソを叩いてスピンさせたとしてペナルティを受け、ポイント圏外となったが、先週末のバクーでは再びホイール・トゥ・ホイールのバトルを演じた。
アストンマーティンのアロンソは、28歳のサインツとのスプリントレースでのインシデントについて、再びペナルティが妥当であったかもしれないと示唆した。「サインツが僕を壁に押し付けた。ちょっとびっくりした」とアロンソは語った。そして、アゼルバイジャンの首都の高速ストリートで行われた日曜日のメインレースで、アロンソは印象的な動きでサインツを抜いた。「フェルナンドは僕をクリーンに抜いて、素晴らしい方法でディフェンスしてくれた」とサインツは語った。全体的に、サインツにとっては最初から最後まで悪い週末だった。「シャルル(ルクレール)は完璧な週末を過ごしたが、カルロスは苦戦した」とフェラーリF1のチーム代表フレデリック・バスールは語った。「彼は自信を失っていた。ここはモナコと同じで、自信がないと運転するのは難しい」しかし、サインツとの最近の出来事で2人の友情にひずみが生じているのではないかと尋ねられた41歳のアロンソは、そんなことはないと主張した。「国歌斉唱の前に話したけど、何も問題ない」とアロンソはDAZNに語った。「時にはこのようなことが起こることもある」「昨日ビデオを見たけど、そのとき思っていたよりも大したことはなかった。すべてが順調だ」実際、アロンソは、一連の表彰台フィニッシュが終わったとはいえ、アストンマーティンにとってはまた良い週末だったと語った。「アストンマーティンにとって悪い週末だったけど、フェラーリにとって最高の週末に表彰台を争うことができた」とアロンソは言った。「それはいいニュースだ」サインツも、友人であり師匠でもあるアロンソとの不仲の可能性を否定した。「僕にとって、そんなことはまったくない」とサインツは語った。「レース後はいつも少し熱くなるのは理解しているけど、それ以上のことなにもない」サインツはまた、今週末のマイアミでのレースに向けて、調子を上げていくことを誓った。「まあ、今週末のレースで僕が遅かった理由を示すデータは何もないんだけど、マイアミに向けて答えをくれる何かを探すことになるだろうね」とサインツは語った。