ミハエル・シューマッハの元チームメイトであるフェリペ・マッサによると、シューマッハやルイス・ハミルトンのような支配の新時代がF1では今まさに進行しているという。サウジアラビアでの予選後、ブラジル人のマッサはに「今、それが起こっていると思う」とBildに語った。
しかし、ジェッダではマックス・フェルスタッペンが圧倒的な強さを見せているにもかかわらず、2年連続のワールドチャンピオンである彼はレッドブルのドライブシャフトに問題を抱え、グランプリはかなり低い順位でスタートすることになる。シャルル・ルクレールの10グリッド降格ペナルティの結果、セルジオ・ペレスに次ぐ2番手グリッドに昇格したアストンマーティンのフェルナンド・アロンソは「勝利について考えたくなる」とコメント。「でも、純粋なペースでは、レッドブルは別次元だと思う。レッドブルにまたメカニカルトラブルや何かが起こらなければ、実現は不可能だ」「だから、エラーなくシンプルなレースをして、できるだけ多くのポイントを獲得しようと思っている」フェラーリのシャルル・ルクレールは、土曜日の走行で2番目に速いクルマだったが、彼もレッドブルを「別次元にいる」と考えている。41歳のアロンソは、フェルスタッペンが15番グリッドから轟音を立てて走り抜け、日曜日には優勝する可能性すらあると考えている。「マックスはいずれ僕に追いつくと思うし、彼らにはそのアドバンテージがある」「彼が表彰台に立つことは間違いないだろう」メルセデスのF1チーム代表であるトト・ヴォルフは、レッドブルがドライブシャフトの問題を偽装することで、フェルスタッペン支配の新時代への関心を高めようとしているだけかもしれないとジョークを飛ばした。「後ろからわざわざ勝ちを取りに行くために、わざとやったのかもしれない」とトト・ヴォルフは皮肉った。フェリペ・マッサによれば、フェルスタッペンとレッドブルはしばらく、いや、あと何年もF1を先頭からリードすることになりそうだという。「彼がハットトリックを達成しない理由が見当たらない。それ以上だ」とマッサは語った。「マックスは4回、5回、6回のタイトルを連覇することもできるだろう」