フェルナンド・アロンソは、ヨーロッパラウンドの開幕となるスペインGPからタイトル争いが始まると考えており、フェラーリのチャンスについて楽観的に考えている。アロンソは、開幕戦のバーレーンGPで優勝という素晴らしいスタートを切ったが、その後の3レースではドラブルによる辛抱のレースが続き、ドライバーズランキング3位に追いやられた。しかしアロンソは、ここ3戦が例外的なコンディションで開催されたことを認識しており、スペインGPが本当のチャンピオンシップのスタートだと考えている。
「いつだってチャンピオンシップは開幕戦で始まるものだけど、テストでの良い感覚を確かめるレースであるのも事実だ」とアロンソは語る。「でも、ヨーロッパの開幕戦は誰がタイトルを争って、誰がそうでないかを示す時だ」「序盤戦はずっと天候が変化していて変則的なレースだったので、これからのヨーロッパが誰がタイトルを争うか、そしてチームがライバルよりも速く開発できるかを示す正念場になる。楽しい戦いの始まりだ」「獲れるべきポイントを達成できなかった日曜日の午後はいつだってフラストレーションが溜まるものだけど、一週間経ってみて、もっと大きな視点で見れば、開幕4戦はとてもポジティブなものだった。首位からわずかなポイント差でチャンピオンシップ3位にいることは、とても良い状況だと思う」「僕たちにはポテンシャルがあるし、一流のチームなので、まさにここからが始まりだし、ワールドチャンピオンを争うチャンスがあると思う。去年の4レース後には考えることさえできなかったことだ」今年フェラーリに加入する前にルノーで困難な2年間を過ごしたアロンソは、再びトップで戦えることを嬉しく思っていることを認める。「再び楽しんでいるよ。再びレースに勝ったり、チャンピオンシップに勝つことへの熱狂を感じている。今年のスタートに関しては、それが最もポジティブなことだ」「去年のシーズン後半でフェラーリが首位からかなり話されていたことを忘れてはいけない。確認しなければならないことや、叶えたい願望はたくさんあった。そして、それらは叶えられている」アロンソは、シーズン序盤に苦しんだエンジンの信頼性問題について心配はしていないと主張する。「クルマは問題ない。いくつかの理由で望んでいた多くのポイントを獲得することができなかったけど、バルセロナでは再び良いクルマを持ち込めると思う。心配はしていない」「エンジンに関しての問題はわかった。通常起こることだし、バルブやエンジンの空気消費システムについて書かれたことは、完全に偽りだとわかっている」「僕たちは問題を見つけたので落ち着いているし、100%信頼性のあるエンジンでシーズンの残りを戦うつもりだ」