フェルナンド・アロンソは、2021年のF1復帰に向けてレッドブルF1と交渉を行ったと明かす。フェルナンド・アロンソのレッドブル加入はF1の“決して実現しなかった夢物語”と結論付けることができる。過去には2008年にマクラーレンを離脱することになったアロンソと本格交渉したことがあったが、当時はまだ勝利を挙げていなかったレッドブルにアロンソは1年契約を望んだことで交渉は決裂した。
その後、フェルナンド・アロンソは、2015年に新生マクラーレン・ホンダに加入。この期間に有名な『GP2エンジン』無線を含めてホンダF1のパワーユニットを酷評したことで“出入り禁止”状態と伝えられていた。しかし、ヘルムート・マルコが過去の交渉を認めたことで、2019年にレッドブルが成績が伸びないピエール・ガスリーに代えてフェルナンド・アロンソを起用することを望んだが、アロンソがそのアプローチを断ったという噂がF1イギリスGPの週末に流れた。噂は2019年後半も続き、F1のオーナーデアルリバティ・メディアは、スタードライバーであるフェルナンド・アロンソをF1グリッドに戻すこためにレッドブルに契約を強要しようとしたとの報道もあった。最終的にフェルナンド・アロンソは、以前の所属チームであるルノー(現アルピーヌF1)からF1に復帰したが、レッドブルとさらなる交渉が行われていたと明かす。「メルセデスとの会話はなかったけど、レッドブルとは何度かあった」とフェルナンド・アロンソは El Transistor で語った。「2022年に新しいルールが導入されることがなければ、F1に戻ることはなかっただろう」「本当にチャンピオンになれると言いたいところだけど、そればっかりは分からない」「ビッグチームはオーブンの準備が整っていて、残りのチームはやるべきことやテストすることがたくさんある。来年はすべてのチームがリーダーに追いつくことを夢見ている」フェルナンド・アロンソは、F1から離れた2年間を大いに楽しんだと語った。「F1以外の年は本当に楽しかったし、毎週末に訓練やマシンを変えることができるのは挑戦だった。とても楽しかった大きな挑戦だった」「僕がしたすべてのことの中で、ル・マン24時間レースとダカール・ラリーを最高のものとして選びたい」また、同じスペイン出身の後輩ドライバーであるカルロス・サインツは将来にF1ワールドチャンピオンになると思うか質問されたフェルナンド・アロンソは「そう願っていいるけど、彼にそのようなプレッシャーをかけたくない」と語った。「簡単なことではない。チャンピオンは一握りだ。そして、ドライバーは多い」